検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:48,026 hit

陸拾伍 ページ24

無一郎Side



なぜか、外の風が恋しくなって。


縁側に出た。




そこにはきれいに輝いている月に照らされている、


君が座っていた。


『今日は月が綺麗だなー...』

なんて呟いてたから、少しからかいたくなって。


「それ僕に言ってるの?」

なんて言った。


ただの独り言だけど?って返してきたから、鈍感だな〜、なんて思った。



でもなんでか、「鈍感」だと思った。



なんでだろ....



最近悩むことが多くなった。


懐かしく感じるA。

思い出しそうな昔の記憶。

Aを見ると痛む胸。



今度胡蝶さんに相談しよっかな。



僕が、

「なんだか、懐かしいんだよね。」

なんてこと言ったら、いきなりAが歌い出した。


花の名前がたくさん出てきて、意味がわからなかった。



でも、その曲を聞いた途端。


僕は




「な....んで。」


涙を流した。





すると、




全ての記憶が、





蘇る。




一つのかけらを残して。






何か、何かがかけている。この記憶には。




なんで、思い出せないんだろう。





兄さん。僕には双子の兄さんがいた。

いつも僕を無能の無だとか、剣士になんてなれないだとか言ってきた。


そんなとき、兄さんは鬼に襲われたんだ。



僕がちょうどどこかから帰ってきたときに。



どこだったか思い出せない。

重要なはずなのに。




それから、僕は怒りの感情に任せて、鬼を


潰して、潰して、潰した。



そして朝日を迎える。



鬼は灰のように消えていった。




そして兄さんの口から出た言葉、



「無一郎の無は、無限の無なんだ。」


と。



それから、



僕は気を失ったんだ____。

陸拾陸→←陸拾肆



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
88人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

・小豆・(プロフ) - 金米糖さん» 作者のボードに乗せてくれると嬉しいです!あ、そろそろ鬼との話書かなきゃなーって思ってましたw 書かなきゃ(´;ω;`) (2020年5月3日 11時) (レス) id: d83b8a95e4 (このIDを非表示/違反報告)
金米糖(プロフ) - あのイラスト描いたんですけどどこに貼ればいいのですか?とりあえず作品作るので見てくれるとありがたいです! (2020年5月2日 23時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)
金米糖(プロフ) - 鬼と仲良い話そんなに出てこなくて忘れかけてました!自分と仲のいい鬼に殺されそうになったら嫌ですね! (2020年5月2日 22時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)
・小豆・(プロフ) - 金米糖さん» 私も好き!ありがとう(´;ω;`) (2020年4月28日 12時) (レス) id: d83b8a95e4 (このIDを非表示/違反報告)
金米糖(プロフ) - ・小豆・さん» 面白かったです!更新ガンバッテクダサイ!小豆さん好き! (2020年4月28日 10時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:・小豆・ | 作成日時:2020年4月26日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。