鬼に気を許す私は、鬼殺隊にいる資格はないのでしょうか？【鬼滅の刃】

参拾 ページ35

貴方Side


一通りみんな謝ってきた。



まぁ、一人を抜いてね。




謝ってくれて嬉しかった、けどそんなに私は甘くないの。

あなた達のせいで人前で笑うことができなくなった。

信じられなくなった。




だからね、あなた達にピッタリのお題を持ってきたの。




『皆さん、私のことを思って謝ってくれるのは嬉しいです。



ですが、私は甘くないので。』


柱「ﾋﾞｸｯ」


『私は


あなた達を許しません。』



柱「え.....？」



『あなた達のせいで、私がどれだけ傷ついたと思ってるんですか？


あなた達に同じ目に合わせるなんて言ってません。

私のあるお題を成功させたら、許します。


というか、自然と許してしまうでしょう。








あなた達のせいで失った、




表情、



信頼。





あなた達で、





取り戻してください。』



胡「そんな....」

甘「でも、やらなきゃよ！」



『人を信頼する心、


人に感情的になり、

素で接する心。




取り戻してみてください。



あなた達で。』




ここで諦めたら、私はあなた達を許さない、そして信頼しない。



まぁ、頑張ってくださいね。

期待しても...いいのかな。




＿＿＿＿＿＿＿＿

一つの事件が幕を閉じた。

そして帰り道。




『悪菜ちゃんって呼べばいいかな？』

悪「どうしてそんなに馴れ馴れしいんですか！

私がまた貴方を傷つけるかもしれないのに....」


『だってできなくするから。

今から、貴方を一生愛して、泣かせないから。』


悪「....もう、反則ですよ。

そもそも私が年上なのに...。」


『照れちゃって、可愛い。ﾆｺ』

悪「ていうか、Aさん。

無表情の人じゃなかったんですか？」


『え、だって弟子にもそんな対応するわけないじゃない？

あくまでも、柱や隊士達だけ。

私が心を許してる人たちは普通に接するよ？』


悪「はぁ、そうですか。」


『うん、あ、あとね、これからは師匠か師範って呼んでくれない？

一応弟子と師匠関係だからね。』


悪「あ、じゃあ師範で。」


『はーい。』




そんな話をしてるときだった。



？「ねぇ、ちょっと話せる？」


『.....時透君、

何の用ですか？』


時「そっちの子、えっと...」

『悪菜ですか？』

時「そう、一旦席外してくれる？」


悪「はい。いいですよ。」


『え、でも。』

悪「大丈夫です、心配しないでください。

鴉に道聞くので。」



『わかった。気をつけてね。』

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