プロローグ〜出会い〜 ページ1
A｢姉ちゃん〜〜！キューティーだねェ〜！｣
ユニクロを着崩した2人組が話しかけてきた
2人組はキーホルダーが揃えてある
B｢カラオケしない？お金出すからさァ〜〜〜！｣
A｢女の子も呼ぶから！姉ちゃん可愛いし〜〜
奢るよ！！｣
楽しそうだな
A｢無視しないでよ〜｣
壁に、足裏を擦り付けて道を塞がれた
顔が良いからって強引がカッコイイとか思ってんだろうか
彼らは、苛立ち始めた。
B｢………おいって！！｣
片方の男が、小汚い手で腕を掴んだ
抑えきれない向陽と興奮が私の呼吸を荒くし
私は、絶頂の最中にいる
B｢おい！あっちの路地裏に連れて…行……ッ！！｣
蒸発音と共に彼の手が離れる
B｢熱！！熱い！、あ、あぁ！手がァ〜〜ッ！」
A｢何？何をしたんだよ？お前がやったの？｣
彼の手は、赤褐色に染まり皮膚が爛れている。
グツグツと煮え滾る地獄の釜の様な手だ
声が震える
興奮と口渇で可笑しくなりそうだ
これ以上の至福があるのだろうか
目の前の彼らがモルモットの様だ
その皮膚が全て蒸発してしまったらどんなに神々しくて凛々しい姿が見れるの？
｢ッ！｣
ぶっ飛んでしまっていた。
冷静考えないと。
人を傷つけたんだ
警察なんか呼ばれたら溜まったもんじゃあないッ！！
方向を変え
小走りに、道路を蹴る
後ろから片方の男が叫ぶ声が聞こえ身震いが起こる
A｢おい！！待ちがやがれェ〜〜ッ！！
クソアマァ〜〜〜ッ！｣
叫び声が響く度に脚を早め、後ろを何度も振り向き
転けそうになった
後味が悪い、走ろう。
唾液が口内を覆う
気持ちが悪い
あっぶつかッ！！
｢ッ！！いったぁ……ぇ…デッカ〜〜〜！！」
ぶつかった彼は、
帽子を被っており煙草の煙が帽子の唾に溜まっている。
？？？｢ン…人にぶつかっておいて、失礼な女だな。｣
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作者名：少女JO | 作成日時：2024年1月8日 2時
