玖拾参 洋風におもてなし ページ45
「うわ…、おいA、お金持ちだったのかお前」
「なんだここは!!」
私は、彼らをリビングへ連れて行くと、二人は目を点にしていた
炭治郎も驚いているものの、少し耐性が付いたようだ
リビングには、中央にフカフカな大きいソファと大きなテーブルがあり、その下には絨毯が敷かれている
床も畳ではなく、木製のフローリング仕様
たまに大理石だったりする
一番印象的なのは、大きな振り子の時計だろうか
暖炉も完備されていて、冬には大活躍するのである
台所には、綺麗なコンロと冷蔵庫、食器は、和洋問わず様々な種類のものがずらりと並べられている
私は何度も、師匠である巫次琉に聞いた
「何者ですか」と
我が師匠は、未だ謎多き人である
「とりあえず、そこのソファに座ってて、
紅茶だったらすぐに作れそう…食材が少ないけれど、シチューかドリアくらいだったら作れるかな?
…冷蔵庫、機能してるかしら」
私は、自身の荷物を適当にテーブルへ置き、台所で食材を見るもの、あまり目星い物がない
「A…何言ってるか一つも聞き取れない」
食器棚からティーカップを用意して、紅茶の茶葉を入れる
水道から水を注いで、やかんを火にかける
すこしばかり、目を離しても大丈夫なので、私は三人のもとへ行き問う
「ねぇ、シチューとドリアどっちがいい?」
三人はいまだに放心状態だった為、私の問いかけには答えてくれなかった
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作者名:あおい亜緒 | 作成日時:2020年5月17日 18時