伍拾参 一生溶けない誤解 ページ5
「んがっ」
それとともに善逸は目を覚まし…目を覚まし??
自分自身も鬼が死んでいることに驚いているのか、ギャーっとしばらく騒いでいた
ん、え、何 どういうこと
「急に死んでるよ 何なの!? もうやだ」
善逸自身もその自体に驚いているのか、鬼を倒したのが自分だと気づいていない
__ッ
すると善逸と私は目が合って
「Aか!!Aが倒してくれたんだよね?
すごい強いじゃんか!! 右腕負傷していていつの間にか倒しているなんて!!」
と、私に抱きついてきたが…いや、待て待て
「待って、善逸。私は倒してないよ」
私は、真実を教えてあげることにした
すると、暫く善逸は固まった
「え?」
そして考えている
自分が寝ながらにして倒すなんて想像できないだろう
善逸が自分の力量に自信がなかったのも、理解できた
今まで、こうやって鬼を倒していたのか
「あ、そうか」
そう、そうだよ善逸!!!
「…正一君…君だったんだね
ありがとう 助かったよ〜〜〜 この恩は忘れないよ〜〜〜っ
こんな強いなら最初に言っといてよ〜〜〜」
「いや、違うでしょうが!!!」
しかし、正一くんは困惑が止まらず暫くぼーーっとしていた
そして、善逸にこう言った
「行きましょうか」
って…
正一くんは、どうやら考えるのを辞めたらしい
まぁ、彼がそれでいいなら 私もいいんだけれども…
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作者名:あおい亜緒 | 作成日時:2020年5月17日 18時