漆拾 ページ22
「確かに、この意味合いをAが知らないと思って渡しただろうし、深い意味はないと思うけれどさ」
貰っとけば?と言われるが、軽いよ言い方が
そこで、私は、彼に言われたことを思い出す
私がこの櫛を受け取った直後の彼の言葉を
「…もう少し貴方と出会ったのが早くても、僕は貴方にこれを渡していましたよ…」
「え…」
「……あれ」
今の声に出てた??
彼に言われた本来の意味を理解したのとそれを周囲に聞かれた恥ずかしさで、心臓がドキリ波打ち、脈を早くして、私の顔に熱が集まる
「お前…遠まわしに求婚されてんじゃん」
「そ、それなぁ〜」
その後は、意味を履き違えられていたらどうするんだとか、なんでもっと慎重にならかったんだとか、善逸から何故かめちゃくちゃ怒られて
「まぁ…勘違いされている可能性は十中八九ないけれど、その時は責任とるしかありませんね」
「いや、ダメだろ」
「それは、駄目だA」
軽率な発言をしてしまったあと、何故か炭治郎からも滅茶苦茶怒られた
「てか、お前…これ滅茶苦茶高いんだぞ…」
俺が前買った時は…なんて話を始める善逸くん
前ってなに…、買ったことあるの??…まさか
あんた嫁がいたの??
「いないよ!!!」
「なんも言ってないよ!!」
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作者名:あおい亜緒 | 作成日時:2020年5月17日 18時