No.78 【ヒソカと戦闘とか…ありえん】 ページ36
「ナナ、もっと僕を楽しませておくれ。熟れた果実は美味しいうちに食べないとね。」
「残念。私は食べられるつもりはないよ。この命は全部旅団に捧げるって決めたんだから。」
「クククっ、君は本当に面白い。…そんなこと言われたら興奮しちゃうじゃないか。」
そう言った瞬間、ヒソカのオーラが濃くなった。
ものすごい勢いでネテロさんが私とヒソカを囲うようにオーラで防御壁を作る。
あんなことできるんだ〜
まあ、あのままだったら能力者以外全員攻撃受けちゃったもんね。
これで心置きなく戦える。
「ヒソカ、私からいくよ。」
そう言うとオーラを50%出す。
別に舐めてるわけじゃないよ。
でも切り札はいざという時のために隠しておくべき。そうシャルに教わった。
だから今回はわかるようには能力は使わない。
・・・わかるようにはね。
ヒソカもトランプを構えた戦う気満々なご様子。
私も刀をダガーナイフに変える。飛び道具を持つ相手に遠距離から挑むのは得策じゃない。
一瞬にして間合いを詰める。
フェイとほぼ同じ速度を出せる私に反撃できるはずない。
「ほう。」
感嘆したような声をあげてナイフをトランプで受けるヒソカ。
何度かそのまま攻防を続けるとヒソカが後ろに飛んだ。
やっぱそうなるよね。
でも気づいてる？
今も少しずつ、その体をゆっくりと蝕んでいく何か。
言ったでしょ。私は姑息な盗賊。背後から襲うんだって。
私の仕掛けた何かが効果を出すのが先か。私が殺られるのが先か。
今度は武器を鞭へチェンジ。これで遠距離への攻撃も対応できる。
さすがに2度もダッシュでの間合い詰めに成功するとは思えない。
やっぱりトランプが飛んでくる。
そのトランプを鞭ではたき落としながら少しずつヒソカに攻撃を加える。
一回一回のダメージは少ない。でもバカにならないんだよねー、これが。
その危険性はヒソカも十分わかってるはず。
鞭は刃物とは違って、裂傷を与えることはできない。
でも、確実に体の内側から少しずつ破壊することができる。
・・・ある意味一番タチが悪いかも。
そうこうしている間にも攻防は続く。
必死で避け続けていると、体がヒソカに引き寄せられた。
「バンジーガム。」
ヒソカが楽しげに呟くその名前。でも私が警戒してないとでも思った？
この勝負、もう詰んだ！
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村蓮(プロフ) - クラピカと蜘蛛が和解出来て本当に良かったです…！！！主人公ちゃんとクラピカの仲が悪くならなくて本当に良かったです(泣)シャルとのイチャイチャもトキメキ過ぎてどうにかなっちゃいそうです…/// この小説を読むのが毎日の楽しみです♪ (2022年6月29日 5時) (
レス) @page50 id: 51c88eb12b (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - 番外編で腹筋崩壊しましたwww 嗚呼、吹いたコーラの片付けしなくては... (2020年7月5日 14時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごぱんだ | 作成日時：2017年9月14日 12時
