【文スト】殺戮なる日々を。

ブラッディ・キラー事件ー詳細ー ページ1

2012年・2月29日。

ロシアの或る山奥で警察が見つけた、事件である。見た処(ところ)、猟奇殺人と見られた。

周りには斬首された首のみの死体が転がっており、綺麗な緑だった筈の芝生は全て真紅に染まっていた。

だが、その首のみの死体を見ると、何故か苦しんでいる様子は顔にうつしだされていなかった。

また、殆どが腐敗し、今まで周りに住んでいた者はよく耐えられたものだ……と感心するほどの腐敗臭がしたが、生憎周りに人は(というよりその家から半径10kmあたり)、家は見当たらなかった。

家の裏側にはその首の持ち主であろう(おそらく)胴体が大きな穴に投げ捨てられてあった。

おそらく、と記したのは胴体の殆どが骨すらも一部しか残っていなかったからだ。

家の中には幾つもの血の付いた骨ノコギリが飾ってあるだけで、生活感はあまり感じられなかった。

かなりの血の多さと斬首という殺し方、綺麗な首の斬り方などから、この事件をブラッディ・キラー事件と名付けた。

因みに2013年3月15日(今日)未明、まだ解決はしていない。



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