写真とPC�� ページ11
「「いっただっきまーーす！」」
結局みんなが帰ってきたのは22時を過ぎたあたりであった。
３人とも汗と泥汚れで服がとても汚れていたから、それは一生懸命に仕事に精を出したのだろう。
前もってお風呂の湯を沸かしておいて正解だったなと思ったねこであった。
「あァ"〜ったく、風呂に入っても傷がしみてきて痛てぇーー」
風呂からあがると銀時は今日できたばかりの生傷を片手でおさえながら、もう片方の手で綿棒で耳かきをしていた。
そしてねこが住み移った部屋の方へ足を運んだ。
部屋に着くと最初に見えたのは、パソコンを使って何やら物凄い速さで文字を打っているねこの姿であった。
「坂田さーん、お2人さんはカレーもう食べてますよ」
「じゃらしちゃんねーねー、ちょっと銀さんに耳かきしてくれないかなー？」
「は、はぁっ！？」
銀時に綿棒を向けられると、ねこは瞬時に差し出された綿棒を払いのけた。
そしていつもドン引きした時に見せる冷えた目つきでは睨もうとはせずに、ジト目で銀時に訴えかけていた。
「カレーはお皿によそってありますから早く食べてきてください！」
「つまりカレー食ったら耳かきしてくれるってコトだな」
「絶対にイヤです！！」
「そんなつれねえこと言うなよ。
…っていうかさっきから何パソコンタイプしてるんだ？」
「ああ、これですか。
今日得られた情報をメールで提出する用にまとめてるんですよ。」
「へー記者の仕事ってめんどくさそうだな」
「でも慣れちゃえば簡単ですよ。
あと少しで書き終わっちゃうんですけど……」
と言うとねこはパソコンの画面を銀時が見えるように移動させた。そこには日常では見ない英語がずらずらと書いてあった。
「英語！？じゃらしちゃんってこんなに英語できたの！？」
「スゴイでしょー！って自慢できるレベルの英語じゃありませんよ。きっと中学生でも読めちゃいますから」
自分のことをずいぶん謙遜したような発言をしているが心なしかねこはドヤ顔になっていた。
「でも坂田さんはコレ読んでも分からなさそうですね〜」
「そそ、そんなわけねぇだろ！
これでも俺は原作主人公なんだぜ。アメリカ語の一つや二つ、流暢に読み書きできなくてどうすんだよ」
「いやアメリカ語ってなんですか！？
しかもたくさんあるー！」
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作成日時：2016年1月2日 18時
