綺麗な夜の蝶々様。24〜ドストエフスキー〜 ページ30
三人《さぁ、誰のもとへ行く?》
『私は…。』
『私は、ドストエフスキーさんのところに戻ります。』
太宰「それは…。どうして?」
『私は、ドストエフスキーさんみたいな方に出会ったことがなかったからです。』
ドス「ほう。」
『ドストエフスキーさんは、多少強引でしたが、根は優しいと思います。』
ドス「ふうん。」
太宰「そのかわり、君はポートマフィアの敵になるということだよ。それでも魔人のところに残るかい?」
『はい。私が決めたことです。さっきは、ごめんなさい。』
ドス「本当に、いいのですか。」
太宰「それじゃあ、もう、私達はおいとましようか。」
ガチャン。扉が閉まった。
ドス「あなたは、もう、私のもの…ですか。」
『はい。ドスくん。さっきはごめんね…。ただ、ちょっと怒らせたくなった。』
ドス「…やはり悪い子ですね。Aは。お仕置きの続きをしましょうか。」
『/////お願い…します。』
チュ。
優しいキスが私の唇に落ちてきた。
もう、もとの世界には戻れない。
でも。それはー
私が決めたことだから。
夜、ドスくんの部屋を訪れた。
ドスくんは、お風呂に入っていて、今、部屋にはいない。
窓辺には青く、透き通った綺麗な蝶々が止まっていた。
その蝶々がはばたいた瞬間。
私の手元に小さな紙切れが落ちてきた。
“ようこそ。綺麗な夜の蝶々様。私のもとへ来てくれて有難う”
と書かれていた。
ドストエフスキーの文字だった。
これからも、ずっと。
ドストエフスキーと生きていく。
私はそう決めたのだった。
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村人C - ヤンデレばんざい!ドスくん万歳! (2022年6月5日 20時) (レス) @page33 id: 96a443208e (このIDを非表示/違反報告)
中島敦(霧咲の使い) - 火花(漫画家やってます)さん» えぇ?!そうなんですか!?悪口とか、作者が嫌な気持ちにならないのであれば、(一応)大丈夫だと聞きました… (2020年8月8日 13時) (レス) id: 683b29e8f3 (このIDを非表示/違反報告)
火花(漫画家やってます) - 意地悪しないでねって言われるとしたくなる (2020年8月8日 12時) (レス) id: 6063c97ce8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霧咲愛心 x他1人 | 作成日時:2020年6月25日 20時