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23.影響 ページ27

いよいよ、公式練習のホイッスルが鳴った。



ウチは先行。つまりサーブから始まるので、最初に公式練習を始める。





「よし一織!賢章!ぶちかましてこい!!」

「ユーさんも頑張りましょうよ。」

「お前らが目立てば俺らマークされないから!!」

「体のいい防波堤じゃないすか俺ら。」

「みんなぶちかますんだよ!!俺以外みんな目立て!!」

「ザキさん(副主将)が俺たちに当たり強い!!」

「もれなく目立って俺が頭使わなくても点取れるようになれ!!!」

「自分本位の理由だった。」

「そんなお前らの目立つためのスパイクを全てとる俺。」

「それ歓声全部ワンさんに行くやつ。」

「せいぜい俺のために目立て!!」

「こっちはただ理不尽!!」

「君たち、始めなさいって。」





雑談が過ぎて不知火先生に怒られた。





ここからは、俺たちにとってはただのいつも通り。





「白布!!!」

「………っし!」


「一織!!!」

「よっと」





俺たちがスパイクを打つ度にギャラリーが沸き立とうとも、俺達には関係ない。


目立つ目立たないは、本当はどうでも良くて、ただ俺たちは俺たちの全てを出し切るまで。






「佐久早!今の見た?!左手で打ったよあの人!!」

「あぁ、見た。」

「白布さんもキレキレだよな!!流石はウシジマサンが認めし男!!」

「………負けねぇ。」

「決めた。俺、井闥山行くわ。」

「は?」

「あの2人の背中を守りに行く!!ついでにミネさんもいるし!!」

「ミネさんが泣くぞ。てか、お前WSだろ。背中を守りに行くって、リベロにでも転向すんの?」

「そのつもりで言ったんだけど?」

「………マジかよ。」

「井闥山は今日これで終わりだろ?終わったら話しかけに行こーぜ!」






「………オポジットだけど、前衛の時はミドルでセンター戦張ってる……?」

「だな。高さとパワーだけじゃなく、攻撃の数も持ってるってこと。んで、守備に採用したいほどレシーブが上手ぇってことだろ。」

「光来くん、もしかしてあの2人のファン?」

「ファンじゃねぇ。当分の目標だ。あの人は、バレーボールに必要な物を全部持ってて、全部出来るからな。」

「………うん。そうだね。


(…………一人時間差上手すぎでしょ。)」






「(フェイクの助走と体の向きで相手のブロックを思いどおりに操って、空中で逆をつく。


上手いブロッカー程、ワナにハマりやすくなる。


常に上にいる者だけが、同じかそれより上の相手に対抗するための武器。


強い体幹と柔軟性が求められる攻撃。威力はそのままに、速攻でありながらセンター戦で強いスパイクが打てる)




これだ…………っ!!」

24.頂点への一歩→←22.知名度の高い2人



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ポンコツ(プロフ) - 好きなお話です!これからも更新楽しみにしてます(*ノ´∀`*)ノ (5月26日 13時) (レス) @page43 id: 16f55af0f9 (このIDを非表示/違反報告)
ポスバス(プロフ) - うわ!パスワードかかっていたときから待ってました、、、!!応援してます!!! (2023年4月24日 21時) (レス) id: d26458d622 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葵坂 | 作者ホームページ:ないっす  
作成日時:2023年4月17日 17時

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