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第百四十一話 『自分の心は計算不可能』 ページ47

幸side


さっきの女は誰だ?

自分から話しかけたのは良いが………もしかすると俺の様に現実世界で死んだ者が何人もここの世界に存在してるのか………?

でも………あの手紙の文からしてそうだろう。闇もいたしな。

闇「幸………ここにいたのか?」

もう見つかったか。

幸「すいません!はぐれてしまった様で……道を覚えるのが得意ではないので………人ともすぐはぐれてしまうのです。」

闇「そうか。所で誰の力を受け継いでいるんだ?教えてくれないか?」

幸「良いですよ………言いそびれてしまいましたもの。私は石田治部少三成様の力を受け継いでいる者です。」

闇「石田……治部少?」

幸「簡単にいうと石田三成様です。忠義に熱く、又正義感が強く計算が得意で仕事はきっちりとしているお方です。現代にもこういうお方がいれば私は良いと思うのですが………特に政治さんとかにね!」

闇「石田三成が好きなんだな(顔色急に変わったぞ)」


幸「はい!大好きです!」


あっ………思いっきり笑った。今思った。目を輝かせて思いっきり石田様の事を言った。三成様が大好きなのは本当の事。歴史の時間に教科書を読んでかっこいいと思った。その時から一生懸命になって資料も集めた。

俺が初めて抱いた憧れだ。


憧れがこんなに捻れる………か。

闇「どうした?(又顔色が変わった。)」

幸「いいえ………何もありません。」


自分の行動を止めてくれる人が欲しい?


三成様の友人、吉継殿みたいに……それは無理……自分でもこの性格がわかる
友達ができたとしてもただそれを装えば良いだけ。演じとけば大体信じる。本性なんて気づかれない。
意味は分からないかもしれないけど……


自分が何をしたいのか分からない。

分からなくなってしまった。この世界にいた人達は仮定すれば現代に生きていた人。俺がその人達を殺せば現代でも死ぬことに……なるのか?

そんなのこっちは望まない選択………
こっちで殺せばあっちでも生きれる?そんなうまい話ないか……


幸「分からない計算不可能………」


闇「どうした?」

幸「頭の中で計算をしてたんです。気にしないでください。」

誤魔化し笑いをし歩き出す。
近くに大きな敵がいる様な気がした。
強い、強い敵が。

英雄さんかな?行ってみよう。

幸「闇さん彼方に行きません?誰かいるかもしれませんし」


闇「そうだな。」

誰かに聞いてみたい。この世界がどんな所なのかを詳しく………

第百四十二話 『リライト』→←第百四十話 『戦いに水をさす』



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ネット依存狼少女(プロフ) - 終わりました (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3914cf26d6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット依存狼少女(プロフ) - 整理してきますね (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3914cf26d6 (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - 海月さん» ……続編が必要なようです…… (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)
五木(プロフ) - 更新しましたー!続編お願いします (2016年10月5日 20時) (レス) id: 97c0d8cbf8 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - お願いしますー (2016年10月5日 19時) (レス) id: e483cc4c78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 x他12人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年9月24日 7時

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