第二百十一話 『孫権と悠君』 ページ16
悠side
これは、八雲様(というか必様)の知り合いらしきお姉さんが来る前の話__
不思議なお兄さんが去った後、悠君は激しい激痛に襲われ、しばらく意識を失った
誰かの焦った声が聞こえた気もする
悠君が目を覚ましたのは、どこかの戦場の中だった
目の前には馬と人、そして死体が転がっている
悠君の知っている場所ではない
どうしてこんなところに居るのか、悠君には分からなかった
戦場を見ていたら、どこかの兵士と目が合った
悠君の事が見えてる?これって悠君の夢じゃないの?
「孫権様!!あそこに見慣れぬ服を着た子供がおります!殺しますか?」
え?孫権?
孫権って悠君が持ってる英雄の力……の元になった人だよね?
後、悠君に向かって殺すって言った?
許さない(怒)
「やめよ。子供の命を取るなど孫家の恥だ」
その時聞こえた、凛とした声
兵士の奥から出てきたのは、悠君と同じ赤い髪に青い瞳の__
(本物の孫権__!)
悠君が受け継いだ力−−人や動物を操る力−−を持つ英雄
悠君は孫権が生きていた時代に飛ばされた?
まさか……そんな筈……
必死で思考回路を巡らせている間にも、孫権はどんどん悠君に近づいてくる
悠君は動けなかった
動こうとした
動こうとしたのに動かなかった
これは、孫権が悠君に力を使っている__?
その事に思い至った時、目の前には馬に乗った孫権が悠君を見下ろしていた
「ほぉ……お主、私と同じ赤い髪と青い瞳か」
「そう、緊張するな。お主に手出しはしないさ。羽間 悠よ」
なんで、悠君の名前を知っている?
どうして、悠君の事__
一気に混乱してしまった悠君に優しい笑みを浮かべながら、孫権は悠君を抱き上げた
驚いて孫権に抱きつく形になってしまったが、孫権は満足したらしい
あれ、体が動く……
「この者は連れて帰ろう。私に害なす者ではない。皆、安心致せ」
どういうこと?何がどうなってるの__?
第二百十二話 『英雄から英雄王へ』→←第二百十話 『割り込み』
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ネット依存狼少女(プロフ) - 終わりました (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3914cf26d6 (このIDを非表示/違反報告)
ネット依存狼少女(プロフ) - 整理してきますね (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3914cf26d6 (このIDを非表示/違反報告)
しのっち(プロフ) - 海月さん» ……続編が必要なようです…… (2016年10月5日 20時) (レス) id: 3d07d6e42c (このIDを非表示/違反報告)
五木(プロフ) - 更新しましたー!続編お願いします (2016年10月5日 20時) (レス) id: 97c0d8cbf8 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - お願いしますー (2016年10月5日 19時) (レス) id: e483cc4c78 (このIDを非表示/違反報告)
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