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第百五話 『感じたくない感情』 ページ9

アジトに戻った。何故?何故あいつが悲しそうな顔をする。何故謝ってきた?

悪いのは見知らぬ人に会うと直ぐに敵判定する私なのに。
あのとき、引き留めれば良かったかもしれない。そもそも最初に警戒しなければ良かった?

そんな気持ち悪い感情が胸の中に渦巻く。嫌だ、これ。ずっと前に感じなくなったのに。罪悪感も、悲しみも。負の感情も。


「ひっ、」


手を擽られるような感覚に机をみると、留守番させていたリスがいた。…こいつに頼むのもありかもしれんな。


『先程は済まなかった。頭に血が上っていたのだ。名を名乗る時間がなかったからここで名乗っておこう。桜木真琴だ。あと、アジトのことも説明してやろう。アジトはチームの本拠地になるような所だ。色々揃ってるから便利だぞ。誤解されるから言うけど私は後味が悪いから謝罪してやってるだけだ。だが、その、えっと、なんだ。もしお前が許してくれるなら仲良くしてやってもいいぞ』


無愛想な手紙を栗鼠に運ばせる。もちろん沢山の木の実を持たせてな?

これで自分の罪悪感が減ればいいと思う。それにしても彼は誰だろう。もしかしたら仲良くなれるだろうか。私は淡い期待を抱いた。

第百六話 『僅かな記憶』→←第百四話 『大失敗、大失敗』



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ゼロ(プロフ) - その話は一旦おいときましょ、なにかあったらあったで、きっと対応があります(多分) (2016年9月18日 10時) (レス) id: 59a32107a0 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - ネット依存狼少女さん» プロフィールはあんまり荒らされないんですが、小説に載せた瞬間荒らされるんですよ……(遠い目) (2016年9月18日 10時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)
ネット依存狼少女(プロフ) - あれ、でも私がダメとなると太宰さんや江戸川さんのキャラクターかなりアウトじゃ… (2016年9月18日 10時) (レス) id: fb9839b891 (このIDを非表示/違反報告)
ネット依存狼少女(プロフ) - うぁあ難しい…荒らしも理由を言って荒らしてくれれば良いのに…。取り敢えずゼロさんの言うように苦情を待ってみます。 (2016年9月18日 10時) (レス) id: fb9839b891 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさぎ(プロフ) - 『容姿のイメージは誰々さん』とかなら大丈夫ですが、性格を似せると大惨事になります。 (2016年9月18日 10時) (レス) id: 721485c99d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 x他13人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年9月9日 16時

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