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第四十八話『狼』望月蒼生 ページ48

リーダーの能力は簡潔に言えば視界を奪う事と触れたものに命令を与えられる能力。実質戦うには向いていないのかもしれないが、少しでも視界を奪う事はとても重要だと思う。仮に十五秒あれば近くの距離にいる相手に近づき攻撃を与えることは容易だろう。相手は何も見えず攻撃のしようがない。いたずらに手当り次第にする手もあるがそれはなんとも幼稚だと考えられる。そう考えればなんとも恐ろしい。
 そして、このチームはバランスが取れたものだと思う。私は回復、桃椛さんは攻撃、リーダーはサポート。若干私が足手まといな気がするけれど。

「大丈夫か?」

「平気ですよ。それよりも、そんな強大な力。何か反動はないんですか」

「そうだな、疲労を感じる」

 私と同じらしい。未だにあの倦怠感は残っている。日頃からあまり動かないせいか。だけど、能力の詳細を知るために何度か使ってみなければならない。とはいえ、燃やしたのだから当たり前に蝋は溶けているし、換えの蝋なんて見当たりもしなかった。どうしたものか。

「あら? 望月様の持っているランプ、燃え尽きたはずの蝋が少しだけですけど戻ってます」

 桃椛さんに言われた通り見てみるとほとんど溶けていた蝋が一割ほど戻っていた。これは時間経過で戻るのだろうか。常識の通用しないこの場所ではもう何が起こったとしても受け入れるしかない。幾ら違うと思っていても現実は変わらないのだ。寮に帰ることも出来ない。この先どうするかが一番重要と思う。

「これから、どうしますか。初めの場所に戻るか、他のチームを見つけるか。それとも他の手立てか」

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I’m(プロフ) - A (2019年10月5日 15時) (レス) id: 12d36b8d85 (このIDを非表示/違反報告)
鯉城@二航戦バンザイ(アローラの姿)(プロフ) - 作者様、お話が全て埋まってしまったので続編お願いします。 (2017年2月3日 20時) (レス) id: fb07d4ff14 (このIDを非表示/違反報告)
烏丸(プロフ) - 終わりました。 (2017年2月3日 18時) (レス) id: bf31fee5d1 (このIDを非表示/違反報告)
烏丸(プロフ) - 更新します。 (2017年2月3日 18時) (レス) id: bf31fee5d1 (このIDを非表示/違反報告)
鯉城@二航戦バンザイ(アローラの姿)(プロフ) - 終わりました (2017年2月3日 10時) (レス) id: e72c19c3f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 x他9人 | 作者ホームページ:( ˇωˇ )  
作成日時:2017年1月28日 10時

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