毒舌度12% ページ14
ーー…
「先生、今日はさらに頑張って増えてみました。さあ授業開始です」
言葉通り、私達の目の前には昨日よりも明らかに増えてる殺せんせー。
正直鬱陶しいレベル。
『まぁそれはどうでも良いや。んで?何で私もNARUTOなの?』
私は目の前でハチマキをしてる殺せんせーを睨むと、苦手教科が分からなかったから。と返って来た。
『………昨日のテストは?』
「国語100点。社会98点。これは漢字間違いですね。数学100点。理科97点。1問だけ書けてませんでした。英語は?マーク付け忘れで99点。
………流石A組に居ただけありますね。偏りがありません」
『でしょ?』
「なので!!Aさんは全教科の応用をやります!!勿論偏りなくして!!」
『バッカじゃねぇの!?』
ーー…
「ぜー、はー、ぜー、はー………」
授業の終わりを告げるチャイムが鳴った瞬間、殺せんせーは教卓前でくたばっていた。
「……流石に相当疲れたみたいだな」
「今なら殺れるかな?」
「なんでここまで一生懸命先生をすんのかね〜」
「……ヌルフフフ全ては、君たちのテストの点を上げるためです。そうすれば………!!」
皆が口々に言うなか、殺せんせーは素敵な(爆笑)妄想に浸り始める。
『現実見ろよ、殺せんせー。いい点取って、見直すまでが限界』
「んなぁ!?そ、そんな事はありません!!皆さんちゃんとわかってくれる筈です!!」
「………いや、勉強の方はそれなりで良いよな」
殺せんせーが期待の眼差しを向けた瞬間、誰かがポツリとそう呟いた。
それに便乗し、皆も口々に勉強より暗殺。と言う事を主張し始める。
「………成る程。良く分かりました」
『え?』
殺せんせーは、全員校庭に出るよう言って、自分も教室から出て行った。
残された私達は、良く分からない体で殺せんせーの後に続いた。
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葵(プロフ) - オセロさん» ひえっ、コメント気付くの遅れて申し訳ないです!! 初コメありがとうございますー!! は、発狂させてしまった……!笑 きっと先が長い作品ですが、のんびりと読んで頂ければ幸いです! (2019年8月4日 2時) (レス) id: f205b8954e (このIDを非表示/違反報告)
オセロ - 初コメです! 今回の作品、ずっと発狂しながら読んでました! 続編や、今後の二人の関係を描いた物語を、楽しみにして待っています! m(._.)m (2019年7月23日 23時) (レス) id: 3d9b2eea0d (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 黒猫れもんさん» ありがとうございます!!テンポよく進められる会話は書きやすいので(私情) ほらカルマ君!!ご指名だよ(( (2016年12月25日 4時) (レス) id: dcc347a630 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫れもん - ふたりの会話が微笑ましいです(*´ω`*)カルマくん。私と結婚(( (2016年12月24日 23時) (レス) id: f8822feb9a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうたすら(プロフ) - すみません……ありがとうございます!更新頑張ってください!!応援しています!! (2016年11月23日 12時) (レス) id: 152c51bac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/1131939128247848960?s=19...
作成日時:2015年9月26日 23時