第１話(3/5) ページ3
A「律嘉様、おはようございます」
律「…おはよ」
A「…律嘉様、いつもと様子が違いますが
どうかされました？」
律「別に」
A「…少し失礼しますね」
自分の手を律嘉君のおでこにあて
もう片方は自分のおでこに
A「熱は…無さそうですね
良かったです」
律「〜っ！Aちゃん
それ無自覚でやってんの？」
A「え、何がですか？
なにか失礼なことしちゃいましたか？
だとしたら大変」
律「そうじゃなくて…」
律「俺Aちゃんにかっこいいって
思ってもらいたいから靱君の真似してみた
だけだから…」
A「…そうだったんですね！ホッとしました
でも私はいつもの律嘉君の方が好きですよ？
じゃあ私は満竹様の所に行きますので失礼します」
律「Aちゃんのばか…」
拒「なぁA、律嘉のやつなんか
ご機嫌だったけど何言ったんだ？」
A「え？特に何も言ってないけど？」
拒「いやなんかあっただろ？めっちゃ笑顔だったし」
A「いつもの律嘉君の方が好きって
言ったぐらいしか思い浮かばないんだけど…」
拒「へぇ〜、だからあんなに喜んでたんだな〜」
律「Aちゃーん！！」
A「律嘉君どうしたの？」
律「Aちゃんに会いに来た！」
女1「え〜、可愛い」
女2「Aちゃん羨ましい…
あんな可愛い子に好かれてるなんて」
女3「身長差可愛いー！！」
ギュッ
律「Aちゃん！俺の事可愛いからって
油断してると…痛い目みるよ」
A「…律嘉くん？」
拒「そうだぞーA
律嘉だって男なんだからさー
意識してもらいたいんだろうよ」
A「…そういうもんなの？」
律「うん！だって俺Aちゃんのこと
大好きだもん！
じゃあそろそろ教室戻るね〜！」
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