第124話…油断は ページ24
A視点
A「アレン…」
蓮「ミカヅキ…やっと…終わったな…」
その言葉に私は頷く｡そして存在を確かめるかのように抱きしめる力を互いに強める
A「アレンは無茶しちゃダメなの…」
蓮「ごめん…でも俺だってミカヅキを守りたいから…」
するとアレンは頬に伝っていた私の涙をそっと拭いてくれた
蓮「ミカヅキはこんなに泣き虫だったかな？」
A「だって…」
私はアレンの顔を見上げる…すると頬にかすり傷がついていた
A「血が…怪我したの！？」
蓮「あぁ…さっきの男のナイフで付いたんだろ…」
大きな怪我じゃなかったから良かったけど…私のせいで…
蓮「ミカヅキのせいじゃない…俺は大丈夫だしな」
A「アレンは…優しいね…」
私はふと先程のアレンの言葉を思い出した
A「ところで…その…」
蓮「ん？」
A「アレンは私と一生一緒にいたいの？」
そう聞くとアレンは目を点にしながら少し考え思い出したのか顔を真っ赤にしながら慌て出す
蓮「あっ…いや…その……」
A「私は…アレンと一緒にいたい…ゲームでも
とびっきりの笑顔でアレンにそう言うとアレンは何か覚悟を決めたような顔をする
蓮「俺も…ミカヅキとずっと一緒にいたい…」
そう言われると私はまたアレンに抱きついた｡
その後警察が来て男を逮捕し私とアレンもしばらく警察の方で保護されることになった｡
タイミング悪くテストは学校ではなく警察署の方ですることに…
紫月はというと特に悪いことをしたわけでは無いので今回はお咎めなしということになった｡
ただ…少し気になることがある男が逮捕される直前に言ってきたこと…
男「ミカヅキちゃん…気をつけたほうがいいよ…僕も噂程度でしか知らないけどラフコフの連中が何か企んでるらしいから…」
まだまだ油断できないと言うことだ…
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作者名：氷の妖精姫♪ | 作成日時：2021年5月20日 22時
