デスゲームの生還者は暗殺者になる【暗殺教室】&【SAO】3 (ページ15)

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第115話…騒がしいページ15

現実世界視点

ﾕｲ「まさか…ミカヅキさん逃げてください！！」

画面の向こうにいるAはユイの声が聞こえたのか空を見上げて首を傾げていた

ﾐｶ「『ユイちゃん？逃げるって…』」

するとAの目の前に紫月……つまりAの弟が瞬間移動したように姿を表す

ﾐｶ「『ヨヅキッ！？』」
ﾖﾂﾞｷ「『やぁ…姉さん会いたかったよ…でも今は姉さんに会いにきたんじゃないんだ僕が用があるのは…』」

紫月は手に持っている細剣を蓮の方に突き刺した

ｱﾚﾝ「『あっぶね！！』」
ﾐｶ「『アレンッ！！』」
ｱﾚﾝ「『大丈夫だ！』」

蓮は間一髪で紫月の剣を避けた

ﾖﾂﾞｷ「『あれ？外しちゃったか…やっぱ慣れないとな…』」
ｱﾚﾝ「『俺に用があるってことでいいのか？』」
ﾖﾂﾞｷ「『うん』」

蓮の質問に笑って答える紫月の顔はどことなくAに似ていた

ﾖﾂﾞｷ「『もうこのモンスターたちの役目は終わったし…僕は睡蓮さんと戦いたいな～』」
ｱﾚﾝ「『役目？』」

紫月が指をパチンと鳴らすと何千と溢れかえっていたモンスターが消えた

ﾐｶ「『つまり…本当はAIプレイヤーで私たちを足止めするつもりだったけどキリトたちの乱入で計算してたよりも減りが早かったからモンスターを導入したと？』」
ﾖﾂﾞｷ「『そういうこと』」

紫月はなんのためにAたちの足止めをしたのか｡その答えは……

ﾖﾂﾞｷ「『ねぇ、コレなんだかわかる？』」
ﾐｶ「『ん？』」

紫月が持っていた細剣をAたちに見せびらかすようにする

ﾐｶ「『…………………………………あーーーーーーーーーっ！！！』」
ｱﾚﾝ「『ウルセェ！！』」

耳を塞ぐ蓮にお構いなしにAはドタバタと騒ぎ始めた

ﾐｶ「『だって…だって！！アレ！！』」
ｱﾚﾝ「『なんだよ急に！！』」
ﾐｶ「『あの細剣私が欲しかった超激レアアイテム！！確か65層あたりで見つかった隠しダンジョンのボスモンスターのドロップアイテム！！しかも出る確率がめちゃくちゃ低いヤツ！！！』」

Aが興奮気味で蓮にそう伝えると思いだしたかのように蓮が口を開く

ｱﾚﾝ「『あーー……そういえばそんなことも言ってたな…ゲームをクリアした日もあのボス戦が終わったら取りに行くんだって張り切ってた…』」
ﾐｶ「『そう！！コルめちゃくちゃ使ってアルゴの情報もらったのに手に入らなかったヤツ！！』」

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