その総長、脱走癖あり 【銀魂】

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「銀さん、言ってるでしょう？家にはただでさえ使えない思春期の男と収入を無くした居候がいるんだから、もう1人増えるのはねぇ」



お妙ちゃんのまるで毒牙のような言葉が私の胸に思いっきり刺さる




「ゔっ、グサッときた…」

「使えないは余計でしょ！ていうか姉上、これ犬だから！」


ハム

「ぎゃぁぁぁあ！！！！」


新八くんが食われた
次は…私の番…？


食べられそうな私たち(一人過去形)の事をガン無視で話すお妙ちゃん達


あ、新八くんに婚約の事話さないと…



「ねぇ新八くん、ちょっといい？」


「いっったぁ！！…はい？どうしたんですか？」



「新八くん…私との婚約、なかったことにして下さい！」


「………は？」


「いやだから…ほら、歳とかも結構離れてるし、何より私たち…昨日知り合った仲じゃん？
だからそのー((「いや何ですかその話！！今初めて聞いたんすけどっ！！というかなんで僕振られたみたいになってんの！？」

あ、そっか。あれお妙ちゃんの思いつき発言だったわ」



新八くんはすっごい目を見開いてでっかい声でツッコんでいた。でもこれで一安心！





「僕は一生独身ですって、新八くんからも言っといてくれない？」


「いや独身は余計だわァ！！え、というかいつの間にそんな話になったんですか！？」



「お妙ちゃん考案だよ」


「何やってんだ姉上…ごめんなさいAさん！」


「じゃ、そういうことなんで！」


そう言ってお茶でも飲もうと縁側の方を振り返った時、バクっという音と新八くんの籠った叫び声が聞こえてきたが、聞こえなかったふりをすることにした

知らぬが仏とはこの事だ



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いいねとかコメントとかがたくさん来ると作者のテンションが上がって更新が長続きするかもしれないので暇があったら感想など書いてくれると嬉しいです。

やっぱり人間、褒められればやる気が出るもんなんです。


これからも是非、「その総長、脱走癖あり」にお付き合い頂けると幸いです。

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