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ごめん、犬より猫派なんだ ページ33

「ん………あれ私、さっきまで晩御飯頂いてたような……」



私は目を覚まして困惑した
何故なら先程までお妙ちゃんの手料理と戦っていたのだから





ーーーーーーーーーーーーーーーー


志村家の夕食時


ニコニコと怖いくらいの笑みで微笑んでいるお妙ちゃん
苦笑いして申し訳なさそうにこちらを見る新八くん
目の前に越えられない壁を差し出された私

どういう状況なのだろうか



そう…皆さん薄々気づいているかもしれないが、私はお妙ちゃんが作った卵焼きと呼ばれる暗黒物質(ダークマター)と心の中で死闘を繰り広げていた




「お、お妙ちゃん……これって…」


「卵焼きよ?美味しそうでしょう?」



「え、でもこれどっからどう見てm((「なぁに?」ナンデモナイデス…」



これぞ万事休す…私はこれまでの命懸けの任務よりも余っ程危機感を感じていた

置き手紙に書いた永遠が本当に永遠になりそうだ…

私は新八くんをチラッと見る
新八くんは首から上が取れるんじゃないかと思うくらい私に謝ってきた


あ、これ死ぬやつだ
直感的にそう思った


だがしかし、食べないという選択肢は存在しない…何故ならそんな選択を取ろうとすればお妙ちゃんに殺されるからだ


食べてもご臨終、食べなくてもご臨終
それならばまだマシな死を選ぼうと、私は食べることを選択した


しかし、いざ口の前まで箸を移動させると震えが止まらない。

近藤さん、土方さん…今までありがとう
総悟…テメェ末代まで呪ってやるかんな



私は意を決してその暗黒物質(ダークマター)を口に入れた。その瞬間、私の視界は真っ暗になった



ーーーーーーーーーーーーーーーー


「…っそうだ!あれ、私…死んだんじゃ…」


「物騒なこと言わないで下さいよ、生きてます。そんなことより…ごめんなさい!!姉上を止められなくて…」


後ろからそんな声が聞こえて振り返ると新八くんがいた。てか君後ろに立つの好きね



「よ、よかった…死んだかと思ったよ…」


「Aさん大丈夫?私の卵焼きを食べたらいきなり倒れるんですから、びっくりしたわ。あと新ちゃん?止められなくてってどういうことかしら?」


「うわぁ!あ、姉上!!ち、違いますよ、そういうんじゃないですって!」




今度は襖からお妙ちゃんが入ってきた
そりゃあれ食べたら…ね?
新八くんの方を見ると滅茶苦茶焦っていた
ご愁傷さまです…

・→←・終



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設定タグ:銀魂 , 真選組 , ギャグ   
作品ジャンル:ギャグ
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銀魂信者 - iPhone12Proの人さん» うわぁぁ〜!そのようなこと言って頂けてとっても嬉しいです!!これからも更新頑張ります! (1月6日 19時) (レス) id: 459e0cdf8f (このIDを非表示/違反報告)
iPhone12Proの人(プロフ) - 初コメ失礼します‼︎銀魂の夢小説が最近見つからず困っていた時に貴方の作品を見つけてから更新をいつも楽しみにしています。これからも頑張ってください‼︎ (1月6日 19時) (レス) @page38 id: 7d12eaca53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀魂信者 | 作成日時:2022年4月24日 12時

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