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前話で予告した通り新八は全ての歯が抜け落ちそうなくらい驚いていた
「えぇぇぇぇ!じゃあ君警察なの!?あの真選組!!?」
「まぁ、そうだね。家出したけど」
別に新八だってただの警察だとしたらへぇ〜すごいね、くらいで終わるだろう。
何故こんなにも彼は驚いているのか。
それは彼女があの池田屋事件の時に自分たちをしょっぴこうとしてきた真選組だったからだ。
「あ、自己紹介してなかったね」
ここで二人が自己紹介をしていないことに気付く
「忘れてた…僕、志村新八。知ってるだろうけど、万事屋で働いてます!改めてよろしくね」
先手を切ったのは新八のようだ。だがしかし、次の瞬間…新八は自分との差を痛感させられる
「私は山南A、真選組総長やってます!よろしくね、新八くん」
「そ、総長!?!?Aちゃん…そ、それって上から何番目なの…?」
「ん〜、三番目?」
「ま、マジか……」
勝ち組かよ!!と思った新八であったが、純粋に凄いとも思った
「そんなに若いのに、凄いねAちゃんは…」
「ん?若い?やだなー、これでも二十五だよ?」
新八は聞き間違いかと思い、オウム返しした
「二十五…?」
「うん、二十五歳」
「(やっちまったぁぁぁぁ!!!!)」
どうやら新八は同い年か年下だと思い込んでいたようだ
「(やっべぇよ!歳上真選組総長にタメ口やっちゃったよっ!!終わったっ…これ終わった!!)」
どんどん青白くなっていく新八
Aの口から、新八が今最も恐れていた台詞が出た
「新八くんは何歳なの?」
「(死亡確定じゃん!!でも…流石に嘘はまずい…バレた時にもっと死ぬ…ここは腹を括るか……)じゅ、十六歳です…」
「ほぇー、じゃあうちのサディスト王子と近いね」
「いや誰だよサディスト王子、沖田さんのことか沖田さんのことなのか……Aさん顔面詐欺ッスよ…」
「なんだと!?そんなに酷いか!顔も体型も酷いのか!!」
少々泣きそうになるAに新八は慌てて訂正を入れる
「違いますよ!顔が幼いって話です!顔の構造が僕とか神楽ちゃんと一緒だったから未成年かと思いました!!」
「え?ほんと?や〜だぁ、新八くんったら〜!それはつまり私がベビーフェイスってこと?そういうことだよね!きゃ〜!!」
先程とは真逆の表情で喜ぶAに新八はほっとした
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銀魂信者 - iPhone12Proの人さん» うわぁぁ〜!そのようなこと言って頂けてとっても嬉しいです!!これからも更新頑張ります! (1月6日 19時) (レス) id: 459e0cdf8f (このIDを非表示/違反報告)
iPhone12Proの人(プロフ) - 初コメ失礼します‼︎銀魂の夢小説が最近見つからず困っていた時に貴方の作品を見つけてから更新をいつも楽しみにしています。これからも頑張ってください‼︎ (1月6日 19時) (レス) @page38 id: 7d12eaca53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:銀魂信者 | 作成日時:2022年4月24日 12時