愛してる。誰よりも君を【RYOSUKE.Y】

story39 ページ39

しばらく歩くと
ｹ-ﾀｲｼｮｯﾌﾟを見つけた。









ｵﾚ...そろそろ機種変更したいんだよね。
向こうにいる間は使えねーんだけど

こっちにいるんだし。
もう…ｵﾚのｹ-ﾀｲ3年目だし。









．


それよりもこの…隣にいる
茶髪なのに今どきっぽいことしない人。









涼介「お前さー…ｽﾏﾎ。新しく買えよ」

A「なんで？」









.





涼介「連絡とれねーもん。すっげー不便」

A「だってー…あるもん。ｽﾏﾎ」

涼介「あるもん。じゃなくて。今持ってないでしょw」









.







Aは「うん」と言わない。
ｽﾏﾎは持っているからいいって言い張る









持ってるって言うのはｹ-ﾀｲしてるってことだろ？
Aの場合は持ってないんだもん…









.






涼介「ｵﾚも機種変更したいしさ。お揃いにしない？」

A「しなーい」









．




涼介「だったらｵﾚが買ってやるよw」

A「2個持ちなんて出来ないよー」









．






涼介「じゃぁ取り返してくれよー…」









…。









本音といえば本音。

だけど先輩に会うのは…嫌。









．







Aはうつむいちゃって。
「…会いに行けってこと？」って呟いた。









．





A「…取り返すってことはそう言うことだよね？」

涼介「…。」

A「…やっぱり不便だよね？」









．







不便…だけど。
きっとAは増田先輩に会ったら
すぐに気持ちが戻ってしまう。









そうしたらもう…戻ってこない気がした。









涼介「…ま、いっか。ｵﾚ暇だし」

A「でも。」








．





涼介「昼間はお前…大学だし。
だいたいの終わる時間もわかったし…なくてもいっかw」









A「…。」









涼介「…腹減った。ｽｲ-ﾂ食べようぜw
お前の大学での話も聞きたいし。
…さっきの…あのｲｹﾒﾝ?」


A「藤ヶ谷くんのこと？」





．








涼介「あいつ。ﾁｬﾗいなー。」

A「あはは。私はもう1人の玉森くんの方が話しやすくて好きだけどな」







.






涼介「好き？…好きって⁈」

A「…あー。いい人ってこと。
その好きとは違うから♪」









…その好きって？









…聞きたいのに聞けない。







焦れったいな、ｵﾚ!!!

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