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アスタの自己紹介&「洗礼の儀」後ー。
あーあ…。私からもアスタにあいさつしたいんだけど…。
A「(初めて会った人だしね。でもマグナとどっか行っちゃったし…。)」
A「何しよっかな〜。」
ふらふら〜と歩いていると、
ヤミ「オイ。」
A「へ?何ですか?」
ヤミさんに呼び止められた。こちらに来いと言っている。ヤミさんの方に行くと…
ヤミ「お前、いつ帰るんだ?」
A「…。」
まさかの質問。いつ帰るのかって?帰りたくないよ…。あんな家…。もう二度と!!
ヤミ「気持ちは分かる。逃げ出して来たのも何かしら理由があるんだろう。でもな…」
A「帰りたくないんです!!お願いです!ここにおいてください!」
ヤミさんの言葉を遮って叫ぶ。私の声に驚いて、皆がこっちを見る。
A「お願い…。私には…居場所が無いんです…。だから…!」
気がついたら目から涙がこぼれ落ちていた。それは、頭にあの悲惨な記憶がよみがえったからだろう。
ヤミ「でもなぁ…。」
A「…。」
ラック「いいじゃん団長!一人増えるぐらい平気でしょ?」
そこにラックがやって来た。どうやら私の味方をしてくれるらしい。
A「ラック…。」
A「でも…どうして…?私と会ったばかりなのに…。」
率直に思ったことを口にしてみた。すると…
ラック「だってA、スッゴい寂しそうなんだもん。放っておけるワケないじゃん!」(ギューッ)
…!!ラック…/////
A「ありがとう…。」
ラック「ってことで!ねぇ団長、ボクからもお願い!」
ヤミ「…。分かったよ。じゃあ要請しとくから。あ、後でちゃんと実技試験だからな。」
A「は、はい!ありがとうございます!…って放してよラック!暑苦しいじゃん!」
今の話中、ずっと抱きつかれていた。恥ずかしいのを暑苦しいとごまかしてラックを離す。
ラック「ふふーん。ごめんね?」(ニコニコ)
! 何…この気持ち…ラックを見てると…胸が…//////
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