ツンデレ78 ページ28
賢治君と探偵社に帰っていると、突然ヤクザのお兄さん…?が賢治君に話し掛けてきた。
「おー!賢ちゃん!如何したこんな別嬪さん連れて!」
「べっ、………〜〜〜〜?!?!」
ヤクザさん良い人!!!!!!
感動した。
この商店街の人…優しい人が多い……!
「あはは、柚さんですよ」
ヤクザのお兄さんが私に声を掛ける。
私はハッとして慌てて挨拶をした。
「ど、どうも!柚です!!」
元気な嬢ちゃんだと笑われた。
気さくな良い人みたいだ。
人は見た目で判断しちゃ駄目なんだね…!!!
私は一つ学んだよお母さん!!!
「じゃあ僕達は急いで探偵社に帰らないといけないので!また宜しくお願いしますね!」
賢治君がぐいっと私の腕を引っ張って行く。
ちょっと強い力で私はよろけかけたが、賢治君が支えてくれたので大丈夫でした。
私より遥かに歳下の男の子に…何か…傷付く…
「あれっ、急ぎの用事なんてあったっけ賢治君」
「はいっ!なので疾く帰りましょう!」
腕を引っ張られ続け数分。何やら人気の少ない川に出た。
……………………………あれ?
「賢治君…此処探偵社と真逆じゃ…」
「…えへへ、済みません。何か、愉しそうにお話されてると、胸がもやもやしちゃって……何なんでしょう…?」
笑い乍らこてんと首を傾げる賢治君。
私は盛大にどきゅんと心臓を撃たれぎゅううと抱き締め賢治君の柔らかい頬にスリスリした。
“わわっ、擽ったいですよ〜!”って云われたけど嬉しそうだったのでまたスリスリしました。
弟に下さいますか。
「…………」
すると賢治君が、不意に私の手を取り、真剣な顔をした。
私は戸惑い乍らもスリスリしていた動きを止める。
「柚さん」
「何?」
「漸く以前与謝野さんの云っていた事が判りました!僕は与謝野さんの云う通り、貴女の事が好きみたいです!」
にっこりと笑って云う賢治君。
は?
「ごめんもう一回お願い出来る?」
「はいっ!何度でも!僕は、貴女が好きです!」
んーんーんーんー??????
「ちょっと待って賢治君。君今幾つだったっけ?」
「?14です!」
「あうと!!!犯罪!!!!!」
「大丈夫です!僕が大きくなったらお嫁さんに来て貰います!」
やだイケメン
「じゃなくて!いやいやいやいや!私成人済恋人居ない歴イコール年齢女よ?!」
14歳に戸惑う22歳……ひぇ…
「年齢なんて恋愛に関係無いですよ!」
確かに
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果鈴 - めっちゃ面白かったです。テスト期間なのに夢中で読んじゃったです (2019年9月30日 17時) (レス) id: 5b8fccba8f (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 葡萄シャーベットさん» 葡萄シャーベットさんありがとうございますー!落ちは中也さんも太宰さんも全員分書かせて頂きますー!!!気長にお待ち下さいませ! (2017年6月24日 14時) (レス) id: baffe8ba31 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 傀儡さん» 傀儡さんありがとうございますー!!落ちは全員分書かせて頂くので!遅筆、雑文ながらに頑張りますので気長にお待ち下さいませ!! (2017年6月24日 14時) (レス) id: baffe8ba31 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 妃薫。さん» 妃薫。さんありがとうございます!!落ちは中也さん含める全員分書かせて頂くつもりですのでお待ち下さいね!! (2017年6月24日 14時) (レス) id: baffe8ba31 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 鶴夜さん» 鶴夜さんありがとうございます!神では無いですよー!!笑 落ちは全員分書かせて頂くので気長にお待ち頂けたら幸いです! (2017年6月24日 14時) (レス) id: baffe8ba31 (このIDを非表示/違反報告)
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