扱い酷くないですか皆さん【文豪ストレイドッグス】

ツンデレ28 ページ28

「アンタ森医師に逢ったのかい？！」

「え、はい。結構前にエリスちゃん…あ、森さんと一緒に居る女の子を探すの手伝ったので」

頭を抱えた与謝野さん。

太宰君はと云うと信じられないという様な目をして見て来る。傷付いた。

「駄目…彼の人は…」

ガタガタ震え乍私を見る鏡花ちゃん。

待って。理解が追い付かないの私だけ？

他の調査員の皆さんが集まって来た。

取り敢えず独歩君の所へ行き森さんについて聞いてみる。

返ってきた言葉に私は目を見開いた。

「“ポートマフィアの首領”だ」

「………………どっぽとトッポって似てるよね」

「話を逸らすな」

「ゴメンナサイ」

太宰君に怒られた。

あの太宰君に。ノッポ太宰君に。

「ほんっと何で敵のトップの顔も知らないの君。莫迦なの？阿呆なの？」

「今回ばかりは味方出来ないよ柚」

「待って。森さんってほんとにあの森さんで良いの？あのちょっと髭の剃り残しがあってくたびれた白衣着てる人で良いの？」

答えは是。

嘘だ。

ポートマフィアは幼女趣味の人がトップに立ってるのか。

何か、うん。中也君達がいつも疲れてる理由が判るなあ。

「柚さん」

「何？谷崎君」

「若しかして晩御飯とか」

「行ったよ？エリスちゃんとわけっこしたりとか店員さんに夫婦に間違われたりしたなぁ」

後者の言葉で一気にこの部屋が殺意で満ち満ちた。

「え、あの…？蛍光灯が…何かチカチカして怖いんですけど……」

あ、割れた。

え、何これ。皆超能力？あ、違う異能力ならある。

割れるのって中也君とか賢治君以外でも出来るんだ……。

待って賢治君は物凄くにこにこし乍ペン折ってる。私の天使が怖い。

「確認だけど」

「何ですか？乱歩さん」

「付き合って無いよねその人含むポートマフィアの人間とは」

「全く。寧ろ良い友達。森さんは近所のおじさんかなぁ。でもあくちゃんと銀ちゃんは癒しね。其は譲らない」

莫迦じゃないのって云われた。

酷い。

女性陣が殺気をしまってわくわくしている。

えーっと、此は、あれかな。修羅場ってやつかな。

………………………………何で？

「ねぇナオミちゃん」

「はい？」

「何で私怒られてるの？公私ちゃんと分けてるのに」

「自分で考えて下さいまし」

「見捨てないで！！？」









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「…皆心配してるだけ」
「あれだけ鈍いとねェ」
「うふふ、先は長そうですわ」

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