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拾参ノ咄 ページ13

どうも、怜です。

只今、迚も困っております。

「あの太宰さん…重いです」

「うふふっ、君って子供体温なのだねぇ!」

「聞けよ」

この困った先輩に抱き着かれて身動きが取れません。

谷崎さん…いつもお疲れ様です…(しみじみ)

「おい太宰!此から怜には仕事を覚えて貰わねばならん!何時までも張り付いて居るんじゃない!コアラか貴様は!」

「コアラだって良いじゃない!怜君だって私に抱き着かれて嬉しそうだよ?!」

「え、眼科行きますか?」

真顔で云うと、にこにこと笑みを向けられ乍も拒否された。

僕の親切心だったのに。

微かに溜息を吐いて、僕はナオミから助言された通りに言葉を紡いだ。

「早く離れて呉れないと嫌いになりますよ」

本当にこんな言葉が効くのだろうか。

然し、僕の不安は無駄だった様だ。

秒速、寧ろコンマ数秒だった。
何この人そんな素早い動き出来るのかよ。

「いやいや済まないね!君に嫌われかけていては本末転倒!さぁ!頑張って呉れ給え!」

取り敢えず無視して国木田さんの方へ行く。

やっと事務仕事の説明を受けられる。


────────────
───────

「…え、此で終わりですか?」

「嗚呼。他は調査員の仕事だからな」

驚いた。思いの外仕事が少なくて。

若しかして比較的楽な仕事を任せて貰っているのだろうか。

そうだとしたら申し訳無い…。

「慣れたら徐々に量も増やす。頑張れよ」

僕の考えが判ったのか、そう云われた。

国木田さんは少し微笑んで僕の肩に手を置く。

何だか嬉しくて、僕も微笑んで云った。

「頑張りますっ!」





────皆が悶えたのは云う迄も無いかな。

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作品ジャンル:アニメ
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蛍(kei)(プロフ) - あんこさん» 深夜テンションの塊だなぁとは思ったけど突っ込まないでおく((( (2017年2月25日 12時) (レス) id: a4aa4c4dc7 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 蛍(kei)さん» いえー!ありがとー!!夢主君のドレスに突っ込まないでくれてありがとう深夜テンションでこれ殆ど書いたんだ← (2017年2月25日 9時) (レス) id: dcde93e978 (このIDを非表示/違反報告)
蛍(kei)(プロフ) - どもどもー、零御だぜ!やばいナオミちゃん可愛い……(( (2017年2月25日 0時) (レス) id: a4aa4c4dc7 (このIDを非表示/違反報告)
リズ - この作品面白いですね! (2016年11月13日 23時) (レス) id: 9929c522bf (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - あんこ様、太宰さんとの絡みを書いて頂き、ありがとうございました!最高に面白かったです!!これからも頑張って下さい! (2016年10月28日 19時) (レス) id: 3767d3feec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんこ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年10月8日 18時

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