AAAの女子 私だけになるの？

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夜風を浴びながら さっきの光景が何度もフラッシュバックしてくる。


あぁ〜思い出しただけで恥ずかしい！
こんなんじゃ酔いさめないよ。

いつまで経っても酔いが覚める気がしない。
諦めてフラフラとメンバーの元へ戻る。






與「Aちゃぁ〜〜ん」


扉を開けた瞬間 真司郎が抱きついてきた。


あぁ。この人弱いんだった。




與「どこ行ってたん？心配するやろ？会いたかったで」


『さっき外の風浴びてくるって言ったじゃんか』

與「そんなん知らんし、もーずっとここおって。」


そう言って真司郎の隣の席をバシバシ叩かれる。


かわいいんだよ。めっちゃかわいいんだけど
今はしんどいって。こっちもフラフラだって。

『はいはい』




んも〜甘えん坊さんなんだから真ちゃんは〜
なんて言って座った瞬間 あたしの膝にごろーんって。

店員さん ここに猫がいます。とても顔の整った猫が。


與「俺こうしとく」



日「え〜ちょっとずるいよ與さん〜
Aちゃんの膝はみんなの膝だから！
10分交代じゃないと認めません」


おーいみんなの膝ってなんだ あたしの膝だよ！

あたしに得することあるんか？


もういいよ 今しんどいし この重たい頭退かすのも
体力使うから このままにしておこう。



それにしてもこの美容王子。
髪の毛サラッサラ。ずっと触ってたいなこりゃ。


無意識に 真司郎の頭をなでていると


與「ちょっ、A、くすぐったいやんか」


ハスキーな声で ハハハッて笑うから胸がきゅんってする。









これは母性だ。そうに違いない。





あたしは真司郎を養ってあげよう。
そう勝手に心に決めたのは 当の本人は
気づく訳もなく 膝の上で寝ていた。








與「いや全部口に出てたで。
これは母性だ。から最後まで。
しかも俺寝てへんしな。」



真司郎は 何言ってんねんこいつ みたいな顔で見てきた。


おっとこれはお恥ずかしい。
たまにこういうことがあるので気をつけよう。

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