E-girlsの片寄ちゃん。

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で、まあ結局Aラインになったよね。
もう予想通りだと思ったけど

レースとかラメとか豪華すぎて…これ誰が着るんだろう、、


とか思いながらもしっかりメイクをしてもらってたら廊下から監督の声が聞こえた。

急遽、決まった撮影の準備中だから今大急ぎで準備してるんだろうなって思ってたらスタッフさんに案内されて壱馬が部屋に入ってきた。



ｽﾀｯﾌ「じゃあちょっとこの部屋で待機でお願いします」

壱馬「わかりま……」



完全に結婚式仕様にタキシードで髪もセットしてる姿の壱馬がフリーズ。

あ、目が合った。なんか照れくさくて、そのまま目を逸らした。



ｽﾀｯﾌ「あ、片寄さんすごい綺麗ですよね！」

壱馬「そうですね」



そうですね(キラッ☆)
ですってよ。

そんなことってあるー？笑
それどころかいつもは寂しがり屋さんで近くに座ってくるのに、今日は椅子2個空けて座ってるし。



『なに？笑』

壱馬「いや？」

『なによー笑 てか全然こっち見んやん』



マジでこっち見ないしありえないくらい顔隠してるし。

なんかからかいたくなって壱馬の前に立ってみることにした。



『ねぇ、感想教えてよ。ドレス』

壱馬「めちゃくちゃ…綺麗ですね」

『敬語？笑……ありがと』

壱馬「うわー、これあかんやつや」

『あかんやつ？笑』



お兄に送った自分のウエディングドレス姿を見直してみたけど、あかんやつ？笑



『ねぇ、ちゃんと見て？』

壱馬「なんか、でもちょっと損した感は強いよな」

『損？』

壱馬「めちゃくちゃ損してる」

『どういうこと？』

壱馬「なんか花嫁姿見て感動するやつあるじゃん」

『ん？…あー、こちらですって案内されて見に来るやつね？』

壱馬「そう。俺もうその感動味わった」



ん？…でもそれって花嫁、私じゃん？



『安心して？今日の相手はAだから』

壱馬「Aだからなんだけど？」

『ん？』



はい。
タキシードの彼を前に、今度は自分がフリーズ。



壱馬「俺Aのこと好きやで？」

『はぁ……ありがとう？』

壱馬「あれ？結構本気やねんけど」

『んーっと、友達として、？』

壱馬「あれ？そっちじゃないって笑」



ちょ、壱馬の爽やかな笑顔が眩しい……
そんなことをしていたらスタッフさんに呼ばれて
私はモヤモヤしたままその原因の壱馬と腕を組んでフラワーシャワーを浴びましたとさ。

ちなみに、まだ撮影はあったけど、それより壱馬の本気の好きって言葉が……

ほんまになんでやねん

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