あの人との出会い ページ10
今日はリハーサルが終わって今日の仕事は終わり。
ダンスのキレを上げたくて最後まで残ってたのは私だけ。
スダンナと途中までやってたんだけど申し訳なくて1人で練習してた。
『お疲れ様でした。ありがとうございました』
スタッフ「お疲れ様ー」
あーあ、もっと上手くできたらな、
そんなこと思ったりもするけどなんだかんだHappinessとE-girlsに選んでもらってるんだもんね。
中途半端なことしたくないし、まぁ帰り1人になっちゃってもいっか。
そんなことを考えながら俯いて歩いていたら前から誰かが来たことに気づかなかったみたい。
««ドンッッ»»
肩が少し当たって、私は持っていたものを見事にぶちまけた。
まぁ雑誌2冊とドラマの台本と新曲の歌詞なんだけど。
??「あ、すみません、前見てなくて」
『いえいえ、私も見てなかったので。こちらこそごめんなさい』
そう言いながら足元に散らばった荷物をかきあつめているとその人は足元にあった私が表紙になっているnon-noを見ていた。
『あ、ちょっそれは……って、壱馬くん!』
壱馬「Aちゃん」
『えっと、その雑誌…』
壱馬「このAちゃんめっちゃ綺麗やな」
『え、あ、ありがと』
壱馬くんとは初めましてのはずなのに、久しぶりに会ったみたいな不思議な感覚に陥っていた
スタッフ「あ!川村さーん!ここにいたんですか、」
壱馬「すみません」
スタッフ「探しましたよー、じゃあ行きましょうか」
壱馬「あ、はい。」
普通ならここから恋が芽生えたりするんだろうって思ってたけどそうだよね、壱馬くんも芸能人。
ましてTHE RAMPAGEのボーカルなんて私よりもよっぽど人気なんじゃない?
少しでも話せてよかったじゃない。
そう割り切って私も自分の道を……
って
『壱馬くん返してくれてないじゃん!あの雑誌持ってっちゃった?!』
そう言いながら壱馬くんの方を振り返ると私の叫び声が聞こえてか壱馬くんがチラッと振り向いて雑誌をヒラヒラさせていた。
ポージングとか見られるのは恥ずかしかったけど、なんだかんだ褒めてくれたのが嬉しかったりするからまぁいいか。
歩きながら私の頭の中には真っ直ぐな目で私を見ながら壱馬くんが言った綺麗やなって言葉が反復していた。
壱馬「これ、借りてっていいー?」
なんて彼が一瞬振り向いて言うもんだから
私もつられて大声で返した。
『次会う時までねー!』
526人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀(プロフ) - EXILE TRIBE大好きです❤️コロナとか温度差で体調に気をつけましょう (1月10日 14時) (レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅ(プロフ) - Part2が公開されるのを楽しみに待ってます!頑張って下さい! (2023年4月6日 1時) (レス) @page50 id: 8e291ea386 (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 楽しみにしています! (2022年8月30日 22時) (レス) id: f640fa464a (このIDを非表示/違反報告)
シェリー(プロフ) - aiさん» コメントありがとうございます!いずれ全体公開にする予定です!!まだ作品が1話もない状態ですので、いくつかお話を載せてから公開にしようかと考え中です。もう少しお待ちいただけると嬉しいです! (2022年8月30日 22時) (レス) id: 59ca19efa6 (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 作品が大好きで繰り返し読んでいます! Part2はパスワードが掛かっていますが、公開する予定はないでしょうか? 早く続きが見られるのを楽しみにしています! (2022年8月27日 12時) (レス) @page50 id: f640fa464a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シェリー | 作成日時:2019年12月11日 20時