亜嵐と里帰り編 ページ10
白濱「突然だけどさ」
それは本当に突然のことでした。
川咲「んー？」
ちょうど夜ご飯を食べ始めようって時だったかな。
白濱「フィリピンに行こっかなって」
川咲「おぉ、いいんじゃない？」
準備しとこーか？なんて言った私に亜嵐はAも一緒に、と付け足した。
えぇーっと。私、生まれも育ちも東京。
そして、ずっとマンションの上の階育ち。
土があるのは花壇だけ。
つまり何が言いたいかって言うと、
虫ダメ、絶対。
川咲「うぅーーーんっと。悪くないけど仕事がなぁ、、？」
行きたくないわけじゃないんですよ、でも虫が多いイメージだからちょっと、、気が向かないんですよねぇ
白濱「うん。予定はAに合わせるから」
川咲「あぁー、そう、…なるほど、、」
これ断れないやつじゃん、そう思っている私を見て亜嵐が笑っている。
いやいやいや、笑ってるけどねぇ、亜嵐さん
私、これ確実に寿命縮んでると思うんですよ
白濱「大丈夫。Aが何が言いたいのかわかってるって。俺が守るから」
川咲「……虫から？」
白濱「うん。虫から」
川咲「…うぅーん。それじゃあ仕方ないか」
意味のわからない話をしていると亜嵐がそれとさ、と付け足した。
川咲「なに、よ、、」
白濱「俺の母親が会いたいんだって、Aと」
川咲「………私のこと知ってるの？」
白濱「うん。てか、まず姉ちゃんと仲良かったじゃん？」
川咲「…うん、そーだけど」
白濱「その姉ちゃんの仲良しさんが俺と付き合ったらもうメアリーとしては会いたいでしょ」
川咲「そうかぁ、、ラブちゃん」
確かにラブちゃんと仲良しといえばそうだけど。
んー、というかラブちゃんが仲良くしてくれただけだと思うけど、、
納得のいっていない私だったけど、その数日後
私たちはフィリピンに向かっていた………。
─────────
─────
──
空港に着いてみると思ってたよりもぜーんぜん都会的、っていうか。
川咲「なんか…思ってたよりも都会……」
白濱「Aどんだけ田舎だと思ってたんだよ」
爆笑してる亜嵐に連れられて、私は人生で初めて彼の地元、ゆかりの地に降り立った。
川咲「なんか、感慨深いなぁ……」
白濱「どしたの」
いつもとなんにも変わらない、ヘラヘラ笑ってるだけの亜嵐が無性に愛おしくなった。
川咲「なんか、奇跡感じてる……」
白濱「えぇ？」
横にいる亜嵐の手をぎゅっと握った。
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シェリー(プロフ) - sunny Juliさん» ほんとですか！！ありがとうございます！ゆるゆる不定期更新ですが、これからもどうぞよろしくお願いします！！ (2020年6月7日 16時) (
レス) id: 5753bca510 (このIDを非表示/違反報告)
シェリー(プロフ) - alappyさん» わーい笑許可出たから早速書くかも知れません笑お楽しみにしていてください！！ (2020年6月7日 16時) (レス) id: 5753bca510 (このIDを非表示/違反報告)
sunny Juli(プロフ) - とても良いです！これからも楽しみにしております^_^ (2020年6月7日 16時) (レス) id: c72d49706b (このIDを非表示/違反報告)
alappy(プロフ) - 私は全然攻めても良いと思います笑更新楽しみにしています！！ (2020年5月8日 0時) (レス) id: 08b60dafec (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - お待ちしております！更新を (2020年4月8日 18時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シェリー | 作成日時：2020年1月6日 0時
