ツイステの日常

イデアの忘れ物　前編 ページ1

イデア「はぁ〜……忘れ物するなんて最悪ですぞ…」

大体生身で授業に出たから忘れ物したってことだし…

オルトに言われたから頑張って出たけど、やっぱりリモートで授業受けるのが1番ですな

確かこの教室だったはず…いや、覚えてますが？

扉を開いて教室の中に入る

さっきの授業で座ってた席に近づいてあたりを見てみるが…

イデア「な…無い…いや確かにここで落としたはずなんですが！？」

くぅ…こんな陽キャだらけの教室から一秒でも早く出て部屋に帰りたいのに…

？？「あっれ〜？イデア君じゃん！」

イデア「ヒッ！！」

こ…この声と喋り方は……同じクラスのパーリーピーポー。ケイト・ダイヤモンド！

イデア「ケ…ケイト氏…」

ケイト「部屋から出てるなんて珍しいじゃん。探してるみたいだけど何かあったの〜？」

イデア「あ…その…探しものを…」

ケイト「ごめん。聞き取れなかった。もう一回お願い」

会いたくなかった人物の1人。陰キャの声音に期待しないでくださいます？？

そうそうに声で話すことを諦めていつも通りタブレットを取り出す

イデア(タブレット)「忘れ物しちゃって今探してる所…」

ケイト「なるほど〜…それってもしかして…ここらへんに落ちてたヤツ？」

僕の話を聞いた途端目をそらし始めたケイト氏…まさか

イデア(タブレット)「多分それ…返してくれませぬか？」

ケイト「あー…ごめん…そのぉ…カリム君に渡しちゃった…」

イデア「ふぁっ！？」

焦りながらケイト氏はそう告げた

カ…カリム氏？ナイトイレブンカレッジ陽キャラランキング第一位…

いっちばん会いたくない人物なのですが！？！？

ケイト「ご…ごめんね〜？」

イデア(タブレット)「いや…大丈夫ですぞ。じゃ僕はこれで…」

ケイト「本当にごめんね💦またいつか埋め合わせするね」

いやいや…大丈夫って言ってるでしょ…

陽キャからの埋め合わせなんて拙者には耐えられないでござる

確かカリム氏は飛行術の授業だったはず…

はぁー…陰キャに外での運動とか無縁すぎるんですが…



日差しに当てられてフードを深くかぶりながら授業している所まで歩く

カリム氏とは極力話したくないが…返してもらわねばっ！

少し離れたところからカリム氏を探していると…

遠くから何かが飛んできて僕が隠れていた柱にぶつかった

イデア「！？」

ホコリが舞ってその中から出てきたのは…カリム氏だった

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