ストラディバリウス【名探偵コナン】 (ページ6)

今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:7,218 hit

。ページ6

「いらっしゃいま……。」

「…………は、はは、お久しぶりでーす」

カランコロンとドアを開けた先には、笑顔のアムロさん。
私だと分かった瞬間、笑顔が増す。近付いてくる。

「先程ぶりですね、記憶喪失のAさん！」

おいなんで今記憶喪失を強調した？？？

「そっすね…。」

「え！？憶えてるの！？」とか言うコナン君。いやさっき言ったやろがい。

「とりあえず、座ろ！
お姉さんが記憶を失う前、よくこの席に座って、ハムサンド食べてたんだよ！」

「ふーん。」

用意されたカウンター席に座れば、可愛い女店員さんに「ご注文は？」と聞かれた。
「ハムサンドで。」と答えれば、またまた可愛らしい笑顔で「はーい」と言われる。

可愛いなアンタ。

「じゃあお姉さん、ハムサンド来るまでお話してよ！」

「何を？」

「ボク、お姉さんの力になりたいんだ！記憶を取り戻すお手伝いをしたいの！
だから、今分かる範囲で良いから教えてくれない？お姉さんのこと。」

にぱーっと笑う少年。どこか胡散臭いのは、私の気の所為だろうか。

「あー了解ッス。」

それから私は一通り話した。

名前は氷河A。(アムロさんに聞いたけど)
足が早くて、怪我だらけ。まあそれは見た通りだよね。包帯巻いてるし。

あと、

「この怪我から察するに、普通の職業には就いてないんじゃないかな、とは思う。」

「！」

「……。」

私の視界の中で反応する2人。
1人はコナン君、そしてこっそり聞き耳を立てていた、彼。

うひょー、洞察力も優れてる私すげー。