【銀魂】真選組の特別隊隊長さん (ページ10)

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第9訓ページ10

「てめーこうしてる間にテロリストが乗り込んできたらどーすんだ？仕事舐めんなよコラ」

「俺がいつ仕事を舐めたんです？俺が舐めてんのは土方さんだけでさァ」

「...よーし！！勝負だ！！剣を抜けェェェ！！」

そんな二人に愛の拳が落とされる。...愛？愛。

「仕事中に何遊んでんだァァァ！！
お前らは何か！？修学旅行気分が！？枕投げかコノヤロー！！！」

...が、そんな局長にも愛...いや、愛もクソもない拳が落とされた

「お前が一番五月蝿いわァァァ！！！
ただでさえ気が立っているというのに！！」

「あ、スンマセン」

クソガエル、心の中でAは悪態をついた。んだコイツ、う◯こ野郎かよ、う◯こ野郎だ、知ってた。

それは沖田や他の隊士達も同じなようで。

「全く、役立たずの猿めが！」と去って行ったクソガエルを睨むように沖田は起き上がった

「なんでィありゃ。こっちは命懸けで身辺警護してやってるのに」
「お前は寝てただろ」

「幕府の高官だがなんだか知りやせんが、何であんなガマ護らにゃイカンのですか？」

「────そ、あんなクソガエルなんぞほっときゃいいじゃん」

上から声が掛かった。
驚いて見上げれば、屋根に転がる(サボる)睡蓮頭

気配はゼロだった為、少し驚いたがもう慣れた。音一つ立てねーし、猫かよ

「二人共、俺達は幕府に拾われた身だぞ
幕府が居なければ、今の俺達は居ない」

幕府は居なければ、ね。
Aはとある人間を思い浮かべた。

幕府が居なければ、また会えたかもしれなかった、貴方に

「恩に報い、忠義を尽くすは武士の本懐。
真選組の剣は幕府を護る為にある！」

だがそれを聞いてぷくぅと頬を膨らませる者が一名。
真選組は大好きだ。だがブラックな幕府は、先生を奪った幕府は嫌いだ。今更なのだが

「...でもさァ、海賊とつるんでたかもしれないクソ野郎だよ？
私はやだね」

「ホラ、コイツの言うように、どうものれねーや。ねェ土方さん？」

「オレはいつもノリノリだよ」

遠っ。いっちばん自分から遠っ！

口から零れそうになった言葉を飲み込んだ。
バズーカでドカン、ハイThe END。そんな未来が目に浮かんだからだ

「アレ見なせェ、みんなやる気無くしちまって。
山崎なんかミントンやってますぜミントン」

「山崎ィィ！！
てめっ、何やってんだコノヤロォォ！！」

鬼ごっこを始める副長、そしてジミーこと山崎。
二人を見て溜め息をついた