文スト見てないんですけど【文豪ストレイドッグス】

ひゃくなな ページ12

__夢主side__


膳の上の鍋で湯豆腐が湯気を立てている

もぐもぐと、旺盛な食欲で豆腐を食べ続ける鏡花ちゃん

無表情にお茶を飲む国木田さんが横目に見れば_____

メニューの値段を見てショックを受けている敦くん


鏡花「おかわり」


敦「！」


鏡花ちゃんは湯豆腐が好きなのかな？
可愛いなぁ……


敦「国木田さん……」


国木田「俺は払わんぞ」


A「おつ！ガンバ！」


敦「トホホ……」


仲居「お客様は何にいたしましょう？」


敦「……水で」


やっぱり嫌な予感は当たったわ
かわいそ


国木田「それで？」


鏡花「……両親が死んで孤児になった私をポートマフィアが拾った」


鏡花「私の異能力、夜叉白雪を目当てに_____」


拾ったのがポトマじゃなくて優しい普通の人だったら鏡花ちゃんもこんな目にあわなくて済んだのに……


鏡花「夜叉白雪は電話からの声だけに従う」


国木田「この携帯電話だな」


鏡花「！」


国木田「バッテリーは抜いてある」


国木田「ポートマフィアはお前の異能力をうまく利用して、お前を強力な暗殺者に仕立てたわけだ」


敦「こんな携帯電話、なんで捨てなかったの？」


鏡花「逆らえば殺される それに……ポートマフィアを抜けても行く処がない……」


敦「……」


私が養ってあげてもいいのに←


国木田「その電話で夜叉を操っていたのは誰だ？」


鏡花「……芥川という男」


三人「「「……」」」


あー、やつがれさん？


国木田「……そうか……」


国木田「俺は先に社に戻って報告する ……小僧 Aはその娘を見ていろ」


と国木田さんは敦くんを廊下に呼び出す

二人は部屋の外で密かに話を進めるつもりなのだろうか……

私はどうすれば……！


A「鏡花ちゃんって湯豆腐好きなの？」


鏡花「……」ｺｸｯ


鏡花ちゃんがうなずく

エ、待って可愛い！

え、やだ
この子私が育てる
母性本能目覚めちゃったわ


鏡花「……うさぎも好き……」


A「……！あー！うさぎ！たしかに可愛いよね！」


鏡花「……」ｺｸｯ


もう、鏡花ちゃんの頷きだけで後100年は長生きできるわ←

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