え……夢主って私じゃないの……？【2】

65話 ページ26

虎杖「その……今週の日曜、もし良かったら一緒に遊びに行かねー？」


…………………………


はぁぁぁぁぁ？！
それ本気？！
待って、嬉しい……！


あ、でも虎杖のことだし……
きっと皆と遊ぶってこと……かな？

……そうだよね
うん……分かってるし……


それに虎杖は奏のことが好きだから……
そんなことはありえない……


私は悲しい感情を押し殺して言う


A「日曜？別にいいよ、多分用事もなかったし」


A「で、他に誰が行くの？」


1年ズで行くのか？


虎杖「へ？」


何故かキョトンとする虎杖

私、おかしなこと言った？


虎杖「いや……2人だけで……」


そう言うと虎杖は私に背を向ける


A「…………………………マジで？」


2人だけで？！
え、聞き間違いじゃないよね？！

聞き間違いだったら、自分の耳引きちぎるぞ？！←


虎杖「いや、嫌ならいいy……」


A「是非！行かせていただきます！というか、行かせてください！」


男女二人きりで遊ぶ……

これってデート……だよね？


虎杖「詳しい事とか、後で連絡するから！」


そう言って私の元から去る虎杖


A「…………/////」


え、これは脈アリ？

いや、なら奏の事はどうなるんだろ？


それに、今まで虎杖の事は推しとして見てきたから……

そりゃもちろん、推しと2人でデートは嬉しいけど

推し＝恋愛感情は私の中では少し違う……


私、虎杖の事……恋愛対象して見ているのかな……？
それすら分からない……


A「どうしよ……」


私はぽつりとつぶやく


とりあえず、日曜の事は全力で楽しむ！

まぁ、もしかしたら奏への恋愛相談やプレゼントを買うために
女子の意見は聞きたいからってことで
私とショッピングとかに行くんだったら泣く←

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