え……夢主って私じゃないの……？【2】

57話 ページ16

キーンと音がして呪霊の攻撃は弾かれる


奏「A？！」


そう、私が呪霊の攻撃をタマちゃんで弾いたのだ


奏「……」


動揺する奏


とりあえず、こいつ祓わなきゃ

そう思って攻撃を仕掛けるが……


何、こいつ
強い……！！

3級じゃない……
この強さは……

2級！


でもまぁ、私と同等


A「やってやるよ……」


“夢魔”！そして、“残夢”！

動きが鈍くなった……！
今！！


A「……」


私は呪霊をタマちゃんで3回ほど斬り裂く

呪霊が消えたのを確認して


A「よし」


奏「……ありがと！A！助かったよ」


A「いや、さっき私のことを助けてくれたし、お互い様」


そうすると奏は笑顔になって


奏「今度こそ、終わり？」


A「多分ね、新田さんところに戻ろう」


奏「……」


返事がなかったので、奏の顔を見てみると
何か考えている様子だった


A「……？」


.


外に出れば、先程呪霊がいた建物よりも空気は澄んでいてスッキリとする

新田ちゃんの車を発見し、乗り込もうとすると


奏「あの、新田さん！すみませんが、私」


奏「Aと2人だけで少し話したいので先に帰ってくれるとありがたいです」


んなっ！


新田「いいっすよ！では！」


ま、待って！
新田ちゃん！


なんでいきなり2人だけで……

……は！
やっぱり本性を現すつもりか……？！

嫌だァ！！
嫌われたくないィ！！←駄々をこねる幼稚園児


奏「……ねぇ、私に着いてきて」


とりあえず、ついて行くことにした



【次回予告】

やめて！もし奏の本来が現したとして、カッターキャーをしたら、嫌われENDへ向かっていくAの精神まで燃え尽きちゃう！

お願い、死なないでA！

あんたが今ここで倒れたら、虎杖や三輪ちゃんへの想いはどうなっちゃうの？

ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、奏に勝てるんだから！


次回「A死す」
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