え……夢主って私じゃないの……？【2】

46話 ページ2

A「……えと」


私は咄嗟に空を見上げる

大きい雲が流れている


こ、これだ！


A「ねぇ、虎杖」


虎杖「？」


A「あの、雲 絶対中にラ○ュタあるよね？」


言って後悔した

これ、銀○のチャイナじゃねぇか！！

絶対ヤバいやつって思われた
終わった……


虎杖「……」


ほら、無言だよ
オワタ


虎杖「…………プッ、アハハっ！」


虎杖「なんだそれ、おもしれぇ！」


わ、笑ってくれてる？！
え、神様仏様虎杖様だ……


虎杖「一ノ瀬、もしかして」


虎杖「会話、苦手？」


A「ま、まぁ……あんまり人と喋らないし」


A「それに、(推しだから)どう喋ったらいいかわかんなくて……」


虎杖「そんなに無理しなくていいのにさ‪w」


まじ、虎杖っていい子過ぎないか？


虎杖「つーか、ラ○ュタ知ってんだな」


A「もち、○ブリはほとんど見てる」


虎杖「俺、あのキャラ好き」


虎杖「あの……千と千○の神隠しのハ○！確か本名ムズいよね、ニギリメシコハクヌシ……だっけ？」


ニギリメシ？！


虎杖の言い間違いがツボにハマってしまい


A「に、ニギリメシって……ただの食べ物じゃん‪w ニギハヤミコハクヌシじゃない？‪w‪w」


A「も、もう、無理‪w アハっ‪、アハハッ！」


虎杖「…………！」


何故か顔を輝かせる虎杖


虎杖「一ノ瀬の笑ってるとこ、初めて見た……！」


ヤバい
笑顔変だったかな？


虎杖「笑ってた方がいいな！そっちの方が断然可愛いし！」


A「か、かわっ……/////」


kawaii？


聞き間違いじゃないよね……？
え、目から心臓出そう←


でも……
可愛いって言葉に惑わされちゃダメだ

それで前世は痛い思いしたし……


虎杖「もし良かったらさ、俺の前だけでもいいから気楽に話してくれ」


虎杖「仲良くなりたいし」


A「…………うん、分かった」


虎杖「んじゃ、俺 一ノ瀬のこと“A”って呼んでいい？！」


A「うん、いいよ」


と、突然スマホに通知が来る


LI○Eを開けば、野薔薇から
【今日、一日ずっと休みだし今から1年女子3人で女子会らしきものしない？】

と、書かれていた

私はすぐさま了解の返信をする


A「ごめん……ちょっと用ができたから、もう行くわ」


まだ、話したかったけど……


虎杖「応！じゃ、またな！」


そう言って虎杖から離れた

また、2人だけで話せるといいな……

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