え……夢主って私じゃないの……？ (ページ16)

今日:5 hit、昨日:36 hit、合計:733,261 hit

13話ページ16

五条「お疲れサマンサー！！」

外に出れば、笑顔でそう言う五条先生が

五条「子供は送り届けたよー今度こそ飯行こうか」

虎杖「ビフテキ！」

野薔薇「シースー！」

A「私は寿司派」

奏「私はどちらでも……伏黒くんは？」

伏黒「……」

無言の伏黒

虎杖「どったの伏黒」

伏黒「別に」

五条「出番がなくてスネてんの」

野薔薇「ププー子供〜」

と、各メンバーからボロクソに言われる

奏「野薔薇ちゃんって煽るの好きなの……？」

成海さんがそう、ポツリと呟いた

すると、その言葉に反応したのか野薔薇ちゃんは

野薔薇「…………ねぇ、ずっと気になってたんだけどさ」

奏「？」

野薔薇「私の事ちゃん付けじゃなくていいわよ、普通に野薔薇って呼んで」

奏「……！分かった！よろしくね！野薔薇」

2人の会話はとても平和的でのほほんとした空気が漂っている

すると、成海さんが私の視線に気づいて話しかけてくる

奏「ねぇ、Aちゃんも呼び捨てで呼んでもいいかな？私の事、呼び捨てで呼んでもらっても構わないから」

野薔薇「私の事もさん付けしなくていいから、なんかさん付けされたら気持ち悪いし」

A「……分かった」

奏「！」

ぱぁっと花が咲いたように笑顔になる奏

そんなに嬉しいか？

奏「じゃ、改めてよろしくね！A」

と、握手を求められる

差し出された手を握る

ちっちゃな手でまさに女の子って感じだった

まさか、野薔薇ちゃんを呼び捨てで呼ぶ日が来るとはな
奏もやっぱりいい人っぽいしな

あまり奏を悪女とかって疑うのも良くないかも……

結局は奏が夢主ってことか……
そして、私はサブキャラって感じか……

クソォ……

いや、でもまだ諦めない！
大体の夢小説だったらこの辺で
「夢主の座を諦めて、モブになる！」
というやつがあるけど

私は、諦めない！

機会があったらいつだって夢主の座は狙ってやるわ！

そして、虎杖と三輪ちゃんだけはガチでお主には渡さん←