え……夢主って私じゃないの……？

28話 ページ31

野薔薇が真依さんにやられて次は私


真依「あんた、あんまり喋んないけど生きてる？」ﾌｯ


A「バッチリ生きてます」


素手じゃ真依さんには適う気がしない……

どうにか真希先輩が来るまでは持ちこたえなきゃ


すると真依さんが私目掛けて撃つ


A「……！」


私は避けて真依さんが持っている銃を奪おうと試みるが……


A「……っ」


戦闘技術は真依さんの方が上

勝てるはずがなかった


私は不意をつかれお腹を数発撃たれて座り込む

そして座り込んだ私の頭に銃を突きつけ


真依「そこに寝転んでるお友達にも伝えといて」


と言っても野薔薇はわざと倒れたフリしてるんだよな


真依「呪術師続けるなら、喧嘩売る相手を選ぶ事ってね」


真依「ふふふっ」


撃たれる

そう思った瞬間


真希「うちのパシリに何してんだよ、真依」


喧嘩の止めに入る真希先輩

真希先輩……！


真依「あーら、落ちこぼれすぎて分からなかったわ、真希」


真希「落ちこぼれはお互い様だろ？」


真希「お前だってものに呪力込めるばっかりで、術式もクソもねぇーじゃねぇーか」


真依「呪力がないよりマシよ」


真依「上ばかり見てると首が痛くなるから、たまには下を見ないとね」


真希「あーあ、やべぇやべぇ」


真希「底辺同士でみっともねぇ」


真希先輩はかっこいいけど
真依さんは可愛いよね

良い双子


真希「野薔薇、A、立てるか？」


真依「無理よ、起きないわ その子はビビって立てないんじゃない？」


いや、ビビってはない


真依「それにそれなりに痛めつけ……」


その時、真希さんが持っていた棒を真依さんへ突きつける


真依「何……やる気？」


すると、野薔薇が立ち上がり真依さんの首を閉めて倒れる

それを狙って私は真依さんの銃を奪い取って遠くへ投げる


野薔薇「ふん……！」


真依「くっ……」


野薔薇「ナイス！真希さん！ナイスピッチング！A！」


野薔薇「おろしたてのジャージにバカスカ穴を開けやがって……」


野薔薇「てめぇのその夏服置いてけや！私の夏服にしてやる！」


夏服って頼めば作ってくれるのに

後で教えてあげようかな？


真依「次は身体の穴、増やしてやるわよ？それにその足じゃ、この長さは着れない……」


真依「ぐ……」


その言葉に反応したのか、野薔薇が前よりも首を強く閉める


野薔薇「落とす……！」


すると


東堂「帰るぞ、真依」

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