え……夢主って私じゃないの……？ (ページ13)

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11話ページ13

呪霊「…………エ゛ぇ……」

あ、いた

一体だけか……

A「やほー、呪いさん」

A「さっさと祓わせてもらうね」

弱そうだな

A「夢幻呪術」

A「“残夢”」

そう言ったのと同時に呪霊は私に向かって
襲ってくる

……が

呪霊は突然身体が重くなったように倒れ込む

私の術式は前にも言った通り、相手を夢寐の状態のような感覚へと誘う

“残夢”は相手の身体を重くし、行動を鈍らせる技

呪霊「…………え゛ェ？」

呪霊は立ち上がろうとするが、私がそいつを足で踏みつけ、動けなくする

A「残念だったね、私が相手で……」
(全力でキメ顔してる)←

私は腰に刀のようにしまっていた
呪具の包丁をとり出す

A「おやすみ」

そう言って、身動き出来ない呪霊へ
包丁で喉を斬り裂いた

A「よし」

終わった

呪霊は跡形もなく消えている

んじゃ、2人の所へ行きますか
まだ、原作のシーン間に合うかな？

こうして、私は2人がいるであろう場所へと足早に向かった

.

声が聞こえる方向へとりあえず来てみたけど……

虎杖「あっ、逃げた！！」

お、いた

私は2人がいるもとへ行く

私の存在に気づいたのか、虎杖が

虎杖「あ、一ノ瀬無事だったか？」

ほぁ……好き……←

A「もち、そっちは？」

虎杖「呪霊が子供を襲おうとして……そして、今そいつが逃げようとしてる時！」

野薔薇「逃がすか！！」

制服の上を脱ぎ、シャツがあらわになる

懐から藁人形を取り出す野薔薇ちゃん

あ、あのシーン！

野薔薇「虎杖！！その腕よこせ！！」

呪霊は外へ逃げようとする

野薔薇ちゃんは藁人形と腕を重ねる

男の子「藁人形？」

虎杖「陰湿！！」

来たきた！

野薔薇「芻霊呪法」

野薔薇「“共鳴り”」

そう言うのと、同時に野薔薇ちゃんは藁人形と腕に釘を差し込む

おー！
やっぱり生で見ると迫力すげーな

すると、逃げようとしていた呪霊が奇声をあげて消滅する

すご……
尊敬します、野薔薇ちゃん

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ちなみに、Aは野薔薇ちゃんの事を呼ぶ時は
「釘崎さん」
と丁寧に言いますが、心の中では
「野薔薇ちゃん」
と呼んでおります