FILE.36 赤井秀一（？） ページ49
「遅いわよ、mystery guy」
現在時刻午後十一時。
目の前にはベルモットと降谷君。
さっきまで飛行船に乗っていた僕を呼び出しといて、いったい何様か。
「…なんで呼び出したんだ？」
「ああ、バーボンが貴方に聞きたいことがあるそうよ」
なんだよ。
「すいません…あなたにお聞きしたいことがあるんです」
そう言ってくる降谷君。
「なんだ…」
「赤井の消息についてですが…」
コイツ、そんなことの為に呼んだのかよ。
「知るか。俺は最近組織の方に来てなかったんだよ」
僕はそう言う。
「そうですか…すいませんわざわざ呼んでしまって…」
そう思うなら最初から呼ぶなよ。
「…そんなに気になるんなら、お前が変装して探ればいい…」
最後に「じゃあな」と言い、僕は去る。
ふぁ〜…眠い……
＊＊＊＊＊＊＊
僕は今、阿笠さんと子供達で銀行に来ている。
理由は光彦君がお年玉を貯金する為。
ちなみに僕もみんなにお年玉をあげているよ。
コナン君と志保は二万円、他は五千円。
店の売り上げからして、もっとあげても良かったのだが、会って数回の人からそんなには貰えないだろう。
「イテテ…は、腹が急に…」
突然元太君がお腹をおさえる。
…ただの食べ過ぎみたいだけど。
「じゃあ近くの薬局で胃薬買って来るから…」
「トイレで出す物出して来なさい！」
そう言い、志保と阿笠さんが薬局に行く。
志保は阿笠さんの見張り役だ。
どんだけ信用ないの、阿笠さん……
コナン君達が元太君をトイレに連れて行っている間、僕は置いてある雑誌を見てた。
なになに…『年に数回しか開店しない幻のケーキ屋！？そのイケメン店長の謎に迫る！！』と。
………僕は何も見ていない。
ああ、コナン君達早く来ないかなぁ。
ドォン！
そう思っていると、銃声がなる。
…なんか昔、こういうことがあったような気がする。
「出入り口にロックをかけてシャッターを閉めろ！！全員一か所に集まってもらおうか！！」
そう言う犯人達。
とりあえず三秒で片づける。
みんなが驚いている中、僕は警察に通報した。
＊＊＊＊＊＊＊
その後事情聴取され、阿笠さんの家に帰る頃には暗かった。
今日は銀行内に、赤井に変装した降谷君がいたことくらいしか、変わったことのない日だった。
え？銀行強盗？
米花町では、事件が日常。
ラッキーキャラ
黒田兵衛
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香椎 - ひまりさん» ありがとうございます。更新速度は遅くなるかもしれませんが、なるべく早く更新するようにします。 (2018年5月20日 12時) (
レス) id: 45135d60bf (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 面白いです。更新頑張って下さい！ (2018年5月20日 11時) (レス) id: 04e3f5630b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香椎 | 作成日時：2018年5月18日 5時
