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FILE.42 SOS ページ6

公園で猫と戯れていると、風見さんに会った。
…デジャヴを感じる。
「椎那さん!お久しぶりです!!」
そう言う風見さんの目は、心なしか血走っている。
…大丈夫かな?
「ええ、お久しぶりですね。風見さん」
僕はそう言い、ベンチに座るよう促す。
「風見さん…大丈夫ですか?」
僕がそう聞くとマシンガンのように話し出す風見さん。
おばちゃんのマシンガントークよりもキツイ、愚痴の連発。
「それでですね、この前も…」
そう続ける風見さんは、少しスッキリしていた。
そういえば愚痴を聞く約束をしていたが、ずっと会ってなかったので、いろいろ溜まっていたのだろう。
その後も愚痴を聞き続けていると、辺りには帰っている小学生達。
それに気づいた風見さんがすいませんと謝るが、大丈夫だと伝えた。
……この人、いつか過労で倒れそうだ。
僕は風見さんにケーキ屋をやっていることを伝え、そこに来れば愚痴を聞いてあげますと言った。
すごく感謝されたが、僕のケーキ屋は滅多に開いてない。
最近開ける回数は増えたが、それでも一か月に一度くらいだ。
心で謝りながら、僕はその場を立ち去った。

*******

反対の通りに志保達がいるな〜と思っていたら、廃ビルの中に入っていった。
……缶ケリをするみたいだが、寄り道はよくないと思うよ?
仕方がないので、廃ビルに誰か来ないか見張りをしていると、地面が揺れた。
地震みたいだ。
志保達は大丈夫だろうか。そう思っていると電話が鳴る。
志保からだ。
「どうかした?」
『お兄ちゃん!今すぐに廃ビルに来て!』
どうやら中に人がいて、その人達に追われているということらしい。
志保からのSOSだ。
ちなみに僕は志保から電話があった時点で、廃ビルの中に入っている。
志保の気配がする方に行くと、二人の男が志保を捕まえていた。
「チッ…警察じゃないが、やっぱり呼んでやがったか…おい!大人しくしねぇとこのガキをぶっ…」
犯人が全て言い終わる前に志保を助けて、犯人の首をトンする。
…思いっきり叩きたかったが、志保の前で首が落ちるところを見せられない。
その後もう一人の犯人を気絶させ、コナン君を助けて警察に電話した。

…ロッカーの中にいた阿笠さんも、ちゃんと助けた。

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香椎 - 姫歌さん» ありがとうございます。なんとか完結まで頑張ります! (2018年6月18日 19時) (レス) id: 45135d60bf (このIDを非表示/違反報告)
姫歌(プロフ) - 面白いです。更新頑張ってください! (2018年6月17日 21時) (レス) id: 615f42e683 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:香椎 | 作成日時:2018年5月25日 7時

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