FILE.66 平和？ ページ30
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僕は安室君に唯君を生き返らせたこと、僕の正体が椎那だと言うことは伏せて、大まかに話した。
実を言うと、来葉峠のいざこざの時、唯君達と打ち合わせをしていた。
だから明美には出掛けてもらっている。
とりあえず二人は感動の再開？を果たし、安室君が元気になって良かった。
僕はここにいるのは無粋だろうと思い、部屋を出る。
後は唯君に任せよう。
さて、ポアロに行くか。
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「いらっしゃいませ！って椎那さん！今日は安室さんはいませんよ」
ポアロに来て、梓さんからの第一声がこれである。
安室君とそんなに仲良く見えたのか…。
「いえ、大丈夫ですよ…」
そう言い、席に座る。
とりあえずカフェオレを頼む。
今日は甘いものが飲みたい気分だ。
「最近平和ですね〜」
カフェオレを持ってきた梓さんが言う。
こちらとしてはいろいろあったのだが、梓さんの知るところではないからね。
そう心の中で思い、カフェオレを口に運ぶ。
うん、美味しい。
「ところで椎那さんって、どこかに出掛けたりしないんですか？」
梓さんが聞いてくる。
「まあ子供達とは出掛けますが…一人ではあまり…」
街を歩くだけだからね。
もしかして僕って暇人？
なんて思いつつ、梓さんと他愛もない話をする。
こんな日が続けばいいのに。
無理だけど。
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阿笠邸に帰ると、志保から追い出された。
なんで？
何やら怒っていたようだが、心当たりがない。
僕は溜め息を吐きつつ、どうしようかな〜と考える。
…ホテルに行こう。
正直街を徘徊しててもいいのだが、なんだか無性にホテルに泊まりたくなった。
僕は車を出し、ホテルへ向かう。
何かあるのかな？
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香椎 - 姫歌さん» ありがとうございます。なんとか完結まで頑張ります！ (2018年6月18日 19時) (
レス) id: 45135d60bf (このIDを非表示/違反報告)
姫歌(プロフ) - 面白いです。更新頑張ってください！ (2018年6月17日 21時) (レス) id: 615f42e683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香椎 | 作成日時：2018年5月25日 7時
