焦っていても仕方がない ページ42
「どこかで見た事があると思ったら…
エースが言ってたAちゃんか!」
口を開いたのはハルタだった。
Aに向けられた刀も、いつの間にかイゾウの腰に収まっていて。
『イヤ。そんな事よりも……』
私は新聞をッッ。そう言ってニュース・クーがいないかと。上を見上げた。
そこで、初めて気がつく
『シャボンの……コーティングが・・・』
そう。シャボンのコーティングがされていたのだ。
マルコ達が異様に、Aを警戒していたのは。コーティングを突き抜けて船へ来たこと
急に得体の知れない女が、寝た状態で現れたこと。
そして・・・。マルコ達は
「二番隊隊長、〃火拳のエース〃が大監獄【インペルダウン】へ幽閉」という新聞を読んで
ピリついていたこと
だが、Aはそんなことは知らない。
でも。船がコーティングされている。その事実を見て
状況はすぐに把握出来た
『(エースは…捕まったのか)…ッ』
分かっていた。分かっている事だった。
だが、自分は止めなかった。
次に来るあの〃
Aも、拳を強く握っていて。
その手からは血がポタポタと流れ落ちた
『あの・・・お願いがあります!』
マルコや、ビスタ。周りにいる全ての人に聞こえるように大きな声で。
でも落ち着いてそう言った
「なっ!?」
何をするかと思えば。Aは膝を付き。
頭を床に付けて。土下座する
『私を……この船に乗せてください』
皆が見ている前でそう強く。言った
「「「「・・・・・」」」」
誰も何も言わない
勿論、A自身も頭を下げたまま。
その沈黙を破ったのは
「グララララッ!!!」
皆のパピーだった
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作者名:「 」 | 作成日時:2020年5月18日 0時