付き合った先には ページ3
歩いて思ったけど、服屋とか食べ物屋とか。いろいろすっとばして進む
『クザ……ンさん?どこへ?』
「付き合って。って言って了承貰えたしな」
気づけば海岸まで来ていた。そして、自転車にまたがるとハイ。って後ろに指をさしてそう言う
『え………あ、はい。乗ります乗ります』
クザンの体が少し凍るのを見て、自分が凍死するのも困るため。後ろに座る
「んじゃ行くかー」
自転車は進み始める。
1回目の時よりも全然心地いい。初めは担がれて乗ったからなぁ…
『涼しい…』
氷と海で道が作られる。風も吹いてとても気持ちがいい
「そういや、剣使いなんだな。2年前はそんな刀を腰に付けてなかっただろ」
そこ触れるんですね…。
キコキコという音と共に、自転車は進む
『この海を旅するのに、武器なしはヤバイなぁと思いまして……アハハ』
「2年の間で、そんな傷つけちゃって………あの後、何があったの」
こんなに、気にされるって事は。私何かしたかもしれない…
私の中で変な勘が働く。エースは二番隊隊長。一緒にいた所がバレたのかもしれない
『何が…というわけでもないですよ〜』
アハハと濁して笑う。この状況での沈黙は凄く凄く逃げたい。と思ったのだが
生憎今は、海の上。逃げようったって無理な話だ
武装色もロクに扱えない私が、逃げようとするのも無理だと思う
どうしようって悩んでいたら。クザンの声が耳に入る
「着くぞー」
その言葉と共に、自転車は止まった
自分は考えるのを止めて、上を見上げた……だが
『海軍………本部……』
「ちょっと、資料手伝ってくれね?」
腕を引っ張られ強制的に、本部に入られる
……エースを助ける前に死ぬんじゃないか?
114人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:「 」 | 作成日時:2020年5月18日 0時