ｱﾊﾊ……ここどこｯ【OP】 (ページ9)

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それは唐突にッ！ページ9

Aside

「手首大丈夫か？」

ﾄｩｸﾝ……ｲｹﾒｯ。誰だよ、こんなイケメン生んだやつ
今すぐ出てこい。感謝させろや
あ、尾田っちか…尾田っちありがとう。神

なんやかんやで手錠も外れ誤解も解けたようで

「そういえば。無一文と言っていたが。
これからどうする気なんだ？」

え。あのクザンが凄いまともな事言ってる…

『ｱﾊﾊどうしよう…』

クザンに保護される？いや、ヤダなｧｧ
海軍本部とかに連れていかれそう
善良な一般市民があんな怖いバケモンばっかなとこ行ったらすぐ死ぬって……

なんて、思考を巡らせていれば

ﾊﾟﾀﾊﾟﾀﾊﾟﾀそんな羽音と共に鳥が1羽、私の肩に乗る

「伝書鳩……」

クザンにそう言われたけど。え？何この子
鳥…いや鳩か。鳩に巻き付かれた手紙を見る

～～～～～～～～～
Aへ

貴方に食事の招待をします。
今日の17時、大きな街時計でお会いしましょう

～～～～～～～～～～

『…？』

ナニコレ。読んだけど意味分かんない

「大きな街時計…？この街の中心部にあるやつじゃねぇか
なんだ、嬢ちゃん。やることがあるんだな」

『え。あ、はい』

んじゃ、俺は帰る。って言ってホントに帰ってしまうクザン

え。待って。誰？この手紙……
てか、ずっと肩に鳩が止まってるんだけど
この伝書鳩もどこかに行かないわけ？

「ナァ」

耳元で声が聞こえた

『!?』ﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻｯ

振り返るけど、別に自分に声をかけた誰かがいる気配もない
伝書鳩は驚いたのか、肩から離れ目の前にチョコンと立った

「ナァ。どこ向いてんだよ」

下の方から同じ声が聞こえ………ってことはまさか

「あ、やっと気づいた。気づくのが遅せぇよ」

え。鳩が喋ってんの……？
ハットリ？…んえぇ？