1人目のお客様3 ページ28
『ほら。この姿
君にとってはこれが、理想で。夢が叶ったんだ。
親に見てもらえる世界。楽しい世界。
現実に出来なくても、出来たには出来た。
そしてね。僕は思いついちゃったのさッ！
この世界で夢を売る。なんでも屋として渡り歩く事に！！！』
意味がわからない。理解できない。
ぐにゃんと目の前のソイツは理想の母の姿から。傷のない少女の姿になり
ずっとニコニコ笑って。
『君の記憶にあった素敵な思い出。
唐揚げ屋で食べた時の記憶
あの時、両親も居て。幸せな時間だったよねぇ。
あの思い出からヒントを得たのさッ！！
人に夢を見させる商売で、理想を叶えさせてあげる。
で、商売ってことはやっぱり料金も発生するだろう？？
依頼料も勿論いただく。』
それまで言ったソイツは。私の顔から手を離した後。
また微笑んで
『1人目のお客様は、君さッ！！！』
私を人差し指で指して愉快に笑った
『そーだね。なんでも屋って名前なだけあって。
なんでもしよう。なんでもできるだろうし。
1人目のお客様には、ウーン……そうだ！！
夢の世界でずっっと居てもらうっていうのはどうだい？？
僕が君の手となり足となり。顔となる。
どうせその大きな額の傷は隠して生きていくのにも辛いだろう？？？
ここに1冊のノートを用意して。君をこの中へ入れるんだ。
そーだね。依頼内容は【理想の世界にいたい】【顔の傷を無いことにする】この2つだ』
この時私は、嫌だ。とでも言えばよかったんだろう。
だけど、目の前にいるなんでも屋というソイツは。
空間を歪ませ、現実を見せてくる。
そこには
「お前さえ居なければ！！！
お前さえ死んでいれば！！！！
アイツが私を裏切らなかったら！！！！」
気が狂ったように叫ぶ母がいた。
『どうする？？依頼内容はこれでいいかいッ？』
ソイツは私に最終確認を行った。
私は額に流れる、血と涙を拭って
「分かった……。」
と、それに同意した。
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「 」(プロフ) - Ghanaさん» んー。と……一覧にして、答えを見せましょうか……。 (2020年6月26日 20時) (
レス) id: 57ba460a5b (このIDを非表示/違反報告)
Ghana - サンジが最終的に支払うものって何だったんでしょうか。 (2020年6月25日 10時) (レス) id: 09b9bec407 (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - くまさん» はじめまして。ありがとうございます(´∀`)。面白いなんてほんとに、嬉しい限りです！頑張りますぅ！！！ (2020年6月20日 22時) (レス) id: 57ba460a5b (このIDを非表示/違反報告)
くま - 初めまして。ほかの作品も拝見させて頂いてます。とても面白いので、新しい作品を心待ちにしております。これからも作品作り頑張ってください。応援しております。 (2020年6月20日 20時) (レス) id: c1f2e4e83a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：「 」 | 作者ホームページ：Twitter…3onepiece15
作成日時：2020年6月10日 9時
