22.行き先は見えてる ページ5
『ねぇベルモット、どこへ向かってるわけ?』
先ほどの騒動で降谷の疑いが晴れた後、Aとベルモットは一緒にとある場所へと向かっていた。
警察庁に入り込んだのはキュラソーだったとか、今は公安が身柄を確保しているだとか、そういうのは一通り聞いたが、その行き先をAはまだ知らない。
「東都水族館よ」
『水族館?? なんで??』
「さぁ、公安が彼女を連れて行った場所がそこだったのよ。理由はわからないけど」
『なるほどね』
ついでに言うと、降谷からキュラソーが記憶喪失だということも聞いている。恐らく記憶を取り戻す鍵がそこにあるのだろうなと考えていると、電話がかかってきた。
とりあえず出る。
『もしも〜し』
《Aさん、今どこにいる!?》
通話越しに聞こえるコナンくんはいつもの胡散臭い子供の様な口調ではなかった。焦っているのがよくわかる。
『あ、コナンくん?どこだと思う???』
と、茶化してみると、ベルモットから鋭い視線が送られて来た。
なんでコナンくんが電話をかけて来たかも、ベルモットがコナンくんを大切にしていることも、Aは勿論全て知っている。
『残念だけどね、コナンくん。君に渡せる情報はないよ』
そう、君が立ち入る場所ではない。そういうのはあたし達に任せておけば良いから。
《そんな...》
なんだかこの子を仲間はずれにするのは少し惜しい気がしてきた。なんだかんだで面白いからね、君。
『じゃあ、ヒントだけなら教えてあげるね』
____観覧車。Aはこの一言だけ呟いて、通話を切った。さぁ、お楽しみはこれからだ。
『ベルモット、悪いけどあたし先に行ってるね』
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甘涼(あますず)(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます!! なかなか更新遅くて申し訳ないっ...。楽しみにして頂きありがとうございます〜〜!!!! 拙い小説ではありますが、これからも応援頂けると嬉しいです!!!! (2017年8月17日 9時) (レス) id: 0dd80ca1b2 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続編おめでとうございます!ゆっくりでかまいませんので更新頑張ってください( ・∇・)楽しみにしてます! (2017年8月16日 7時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
甘涼(あますず)(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!! そう言って頂けると励みになります!! (2017年8月7日 23時) (レス) id: 0dd80ca1b2 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2017年8月7日 23時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あますず | 作成日時:2017年8月7日 23時