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＊
う「…は」
扉が開いたと思えば、初めて聞くような低い声が響いた。
泣きたかったわけでもないのに、渉を見ればぽろ、と涙が一筋頬を伝った。それを合図にぼろぼろと涙が溢れる。
その様子を見兼ねたのか、渉は靴も脱がず土足で私の元まで来ると、センラくんの手を退かして私を抱きしめた。大好きな匂いがして、思わず背中に手をまわす。抱きしめられた腕の力が強くなって、また涙が零れた。
はぁ、と渉がため息をつくと、ゆっくり話しだした。
う「…なんとなくセンラの気持ちわかるけど、Aは俺の彼女だから」
…どういうことだろう。センラくんの気持ち…？
だからさ、と渉が続ける。
う「友達、やめたくなるようなこと、すんな」
びくりと身体が震えた。
う「……なら、またな、センラ」
セ「……」
これで2人の仲が悪くなったらどうしよう、と不安が過ぎる。
せめて私は普通にしていたくて、小声でセンラくんに「またね」、と囁いた。
びっくりした顔で私を見るセンラくんに思わず苦笑を浮かべる。
先に玄関に行こうとする渉を追って私も立ち上がって玄関に行く。
行くぞ、と渉に言われてセンラくん家を出ようとしたとき、少し大きな声でセンラくんが言った。
セ「……俺はAちゃんが好きや」
う「……そんなのさっきから知ってる」
セ「でもAちゃんはうらたんのや
_でも
うらたんが泣かせたら、俺も容赦せんから。」
う「…誰が泣かせるかよ、まぁ、じゃあな、またまーしぃと坂田と遊ぼうぜ」
セ「…おん」
ガチャ、と扉を閉めて、無言のまま私の家に行く。
扉を開けて中に入ると、小さい声でA、と呼ばれた。
ぱっと振り向くとすぐ身体が浮いて、リビングのソファに押し倒された。…って、押し倒された…？
耳元でおい、と低い声で囁かれて、身体がびくり、と跳ねる。
う「…他のオトコに隙みせんじゃねえよ、何キスなんかされてんだよ、しかもなんか胸とか触られてたろ、…許さねぇ、」
ちゅっ、と軽く耳朶が吸われて舌が耳の裏をなぞる。
A「ひっ、…うっ……ん、」
感じたことのない感覚で、混乱して頭がおかしくなりそうだ。
A「あっ、っ……ん、やめて…」
う「いや、やめねぇ、Aが他のやつに触られたとか……」
舌が中に入ってきて、びくびくと身体が跳ねる。
A「…ぅ、やだ、……んっ、それ……あっ、」
う「やだ？やって欲しいの間違いだろ、感じてんじゃん」
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ちょこ - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2021年10月13日 22時) (
レス) @page38 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
蝶朱(プロフ) - 千衣さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年5月25日 19時) (レス) id: 454b44bd04 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - 蝶朱さん更新楽しみに待ってまーす！ (2020年5月25日 18時) (レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
蝶朱(プロフ) - 紅葉さん» ありがとうございます！私も何とかウイルスのせいで休校です笑 そんな風に言ってもらえて嬉しいです！更新頑張ります！ (2020年3月3日 16時) (レス) id: 454b44bd04 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - んんん尊いｯ 何とかウイルスのせいで！コロナ何とかのせいで！←学校がないから…こういう小説読めるのが1番の幸せです…マジで作者さん生まれてきてくれてありがとうございます← そして更新ファイトです！ (2020年3月3日 0時) (レス) id: 9cddad8678 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶朱 | 作成日時：2019年11月18日 16時
